トリッキーサファリ(Tricky Safari)

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逃げないで、写真撮らせて

トリッキートレックが好評だったことから、モーセルは翌年も動物ミニチュアゲームを発表した。今度は筒型のケースに入り、ボードもついて豪華になった。サファリパークの中で歩きまわっている10匹の動物を、全て写真に収めるゲーム。
動物の写真を撮るには、動物の正面か脇にいる必要がある。動物は絶えず動き回っているので、動きを読んで先回りしなければならない。順番に自分のコマを移動して、全員の移動が終わったら動物が移動して、自分のコマの周囲にいる動物の写真チップをもらう。先に全部の動物を撮った人の勝ち。
動物の移動パターンはまず、自分の前が空いていれば前に一歩。行き止まりでは空いている方、左右が空いていれば右、左右とも塞がっていれば後ろといった具合。ただし、カメとワニは水のマス、リスとサルは木のマスが行き止まりにならないでそのまま進む。
序盤は調子よく撮影を進めていた私だったが、あと2〜3頭になってからが難しくなった。後ろから追いかけていっても追いつけない。そのうちに中盤で2枚一度に撮れたkarokuさんが、そのまま勝利。
ゲームとしては、運の要素が全くないシビアなゲームであるが、動物たちがサファリパークを好き勝手に動き回っている様子が可愛らしくて、それを追いかけてなかなか捕まえられないでいる写真家たちが滑稽でおかしかった。
Tricky Safari
コルネ・ファン・モーセル/クワリ(2010年)
2〜7人用/7歳以上/25分

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