慌てたあまりついポロリ
制限時間内に答える山手線ゲーム。カードでお題を発表して、タイマーのスイッチを入れて、親の左隣から時計回りに答える。タイマーが時間切れの爆発音を出したときに手番だった人の負け。
お題はやや対象年齢が高く設定されているようで、より宴会・コンパゲームらしくなっている。「すぐ死にそうな有名人」「初デートの場所といえば」「宝くじが当たったら買うもの」「プレゼントにしたら人間関係が悪くなるもの」など。
作者はクニツィア。どこがクニツィアなのかというと、制限時間がたった5秒(初心者向けは8秒)しかないところだろう。普通のデザイナーなら、20〜30秒くらいにするはずだが、結構難しいお題もあって答えるには非常に短い。
答えにちょっとでも詰まったら即アウトのため、スイッチを入れる前に答えを考えておくことになる。ここでありきたりな答えを考えていると、ほかの人とかぶってしまって答えられなくなる恐れがある。でも他の人が答えなさそうなものだと、却下されるかもしれない(お題に合わないと思ったら、親はタイマーを一時中断して審判する)。ここにジレンマがあると思った。
説明書には、参加者のことを配慮した答えを考えましょうとある。異様に短い制限時間のために、まずい回答(思いっきり下ネタとか)をついポロリと言ってしまって物議をかもすなんてことを、クニツィアは期待しているのかもしれない。
Buzz it!
R.クニツィア、P.シャーニツキー、R.-J.マイアー/アスモデ(2010年)
3〜15人用/7歳以上/30分
テンデイズゲームズから発売予定