ゲーム棚の整理に続いて、ようやく放出品のネットオークション出品が終わった。一括出品ができる無料ソフトはあるが、写真を撮って、軽く色彩補正して、レビューを探して紹介文を書くまでが長い。さらに、海外から買ったものは日本語ルールの制作もある。準備に1週間くらいかかってしまった。
これから落札されると、連絡と発送の毎日が始まる。ゲーム屋さんは毎日これをしているわけで、単にゲーム好きというだけではできないだろう。本当に頭が下がる思いだ。
今回は40タイトル近く出品したが、今月買ったものを数えたら30タイトル超。思いっきり放出したつもりが、微減しかしていない状況は、まるで釈迦の手の上の孫悟空のよう。減らすのは、そのままゴミ箱行きにしない限り、増やすより労力が10倍かかる。
そこで「ボードゲームを買いすぎないための10箇条」を考えてみた。あくまでも「買いすぎないための」なので、今の購入ペースでちょうどよいと思う人に干渉するものではなく、私を含め自分を見失いかけている人の参考になればと思う。これでもどうにも止まらない方は買い物依存症の疑いがあるのでお医者さんへどうぞ。
1.ほしいものリストに入れて寝かせる
気になるゲームがあってもすぐに購入せず、その都度テキストファイルなどに打ち込んで一旦デスクトップへ。忘れた頃に開くと、必要かどうか冷静になって見ることができる。
2.誰と遊ぶのかを考える
いつも遊んでいるメンバーの顔を思い出して、買ったところで未プレイの確率が高いものは止めておく。家族としか遊ばないのにフリークゲームを買っても出番はない。
3.何回遊ぶのかを考える
高いゲームを買って1回しか遊ばないのはすこぶるコストパフォーマンスが悪い。1年以内をめどに何回遊べそうか計算して、1回あたりいくら払って遊ぶのか分かると、節約する気になるかも。
4.今月の可処分所得を考える
生活費を十分に確保した上で、その他の出費や貯金を差し引いて、自分が自由に使えるお金は何円かをきちんと計算しておく。その予算額をしっかり念頭に入れて、超える場合は決して買わない。
5.どこに置く場所があるか考える
ボードゲームは非常にかさばる。前後に重ねておいたり、家のあちこちに置いたりしてどこにあるか把握できなくならないよう心がける。場所がなければ、1個買う前に1個放出すること。 放出できなければ買わないこと!
6.レビューサイトを見ない
レビューで「面白い」「楽しい」という言葉を見ればどうしてもほしくなってしまうもの。でも自分に合うかはまた別の話である。流行を追わなくてもいいじゃないか! 情報源を断ち、代わりにルールを読んでいれば未プレイ品も減って一石二鳥。
7.絶版を気にしない
「買わずに後悔するより、買って後悔しろ」は悪魔のささやき。絶版になっても、焦らず待っていればリメイクや中古で手に入る。結局手に入らなければ、その程度の作品だったということ。
8.ゲームの欠点を探す
イソップ童話に「すっぱい葡萄」という話がある。買えないゲームは、コンポーネントでもシステムでもいいので、あらを探して自分を納得させるのも、ひとつの方法である。
9.別の趣味を探す
ボードゲーム以外に趣味や気晴らしを探してみよう。ボードゲームが軽く飽きた状態になれば、購買意欲もぐんと下がる。運動でも勉強でもいい、なにか別のことに取り組んでみる。
10.自分が死んだ後のことを考える
興味がない人にとって、ボードゲームはゴミ以外の何物でもない。ボードゲーム博物館計画だって管理する人が必要だ。自分がいなくなったとき、愛するボードゲームが片っぱしから可燃ゴミになることを想像して、最低限に抑える。
勉強になります>
20個でもう買い過ぎと聞いて、ずっと昔を思い出しました。本棚の上のスペースに重ねておいていたのもつかの間、今ではボードゲーム専用棚が4つになってしまいました。
それでももっともっとお持ちの方もいらっしゃいますが、私を含めて安心材料にしないようにして下さいね。