発展型ビンゴゲーム『スーパーメガラッキーボックス』日本語版、11月17日発売
ピチカートデザインは11月17日、JELLY JELLY GAMESのレーベルで『スーパーメガラッキーボックス(Super Mega Lucky Box)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.ウォーカー=ハーディング、イラスト:S.ザイドリッツ、1~6人用、8歳以上、20分、3300円(税込)。ゲームマーケット2022秋にて先行販売される。
ウォーカー=ハーディング(『クマ牧場』『スシゴー』)がデザインし、ゲームライト社(アメリカ)から2021年に発売された作品。ダサさにこだわったタイトルとパッケージ、さらにビンゴゲームのバリアントというイメージを覆す、「スペシャルに楽しいゲーム」だ。
各自に書いて消せるビンゴカードが配られ、フリップ&ライト式で出た数字をひとつ消していく。縦か横に3つ数字が揃ったらボーナスが発生し、他のマスを消したり、トークンを獲得したりする。一定枚数がめくられるとラウンド終了で得点計算。4ラウンドで合計点を競う。
ビンゴカードは1人3枚持ちで毎ラウンド1枚ずつ追加されるため、集中するか分散するかの選択があり、またボーナスとして出た数字を上下できる稲妻トークン、ゲーム終了時に他の人より多いと得点(少ないと失点)になる月トークン、1ラウンド中にいくつ達成できたかでボーナスが入る星マークがあり、連鎖を生み出す。
最後の1マスを祈るビンゴゲームの高揚感はそのままに、トークンによって戦術性が付加され、繰り返し遊びたくなる作品だ。
内容物:ラッキーボックスカード 60枚、数字カード 18枚(1〜9が2枚ずつ)、スコアカード 6枚、カミナリトークン 30個、ムーントークン 24個、マーカーペン 6本
「アナログゲームオタク」は27万人と推計、矢野経済研究所
矢野経済研究所は「オタク」に関する消費者アンケート調査を実施し、19日にその結果の一部を公表した。それによると「アナログゲームオタク」は27万人で、1人あたり年間消費金額は51318円と推計された。前年の推計はそれぞれ30万人、21319円。
調査は今年7~8月に日本国内在住の15~69歳までの男女10,000人を対象に、「オタク」を自認、もしくは第三者から「オタク」と認知されていると回答した回答者数(複数回答)をもとに各分野の「オタク」の人数から拡大推計し、年間消費金額を平均したもの。人口は26分野でアニメオタクが685万人と最多、消費金額は「メイド・コスプレ」が23万円が最多だった。
ゲーム関連はデジタルゲーム(454万人)、インディー・同人ゲーム(29万人)、アナログゲーム(27万人)、トレーディングカードゲーム(45万人)の4分野に分かれている。矢野経済研究所は以前の調査でアナログゲームをクラシックボードゲーム・カードゲーム(伝統ゲーム~人生ゲームやウノまで)、近代(ユーロ・ドイツ)ボードゲーム、トレーディングカードゲーム(トレカ)、パズルに分けており、「アナログゲームオタク」には囲碁・将棋・麻雀オタクも含まれていると見られる。
日本玩具協会による2021年の玩具規模市場調査では「ゲーム(一般ゲーム・立体パズル・その他)」が179億4100万円、矢野経済研究所による2021年の近代ボードゲーム(ユーロ・ドイツ・同人)の市場規模推計が67億4000万円だったので、この割合で27万人を分けると、近代ボードゲームオタクは約10万人となる。
当サイトでは近代ボードゲーム人口をさまざまな数字をもとにボードゲーム人口を推計してきた。その推計では2011年は3万人、2016年には15万人程度だったが、ボードゲームオタクが10万人という数字から、近代ボードゲームオタクをゲームを購入する人、その周りに買わないで遊ぶ人がその2~3倍いると仮定して25万人程度と推計される。