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エッセンの評価:中小メーカーが大善戦

フィッシュ・フルッペ・フリカデル 毎年恒例のフェアプレイ誌によるエッセン国際ゲーム祭のゲームスカウトが行われ、速報が掲載されています。この催しは、会場で来場者にアンケートを行い、出たばかりの新作の評判を問うものです。今年はラベンスバーガー、コスモス、ハンスイムグリュック、アミーゴ、ツォッホといった常連の評価が軒並み低く、代わって小さいブースの中小メーカーが大躍進しました。昨年はプエルトリコがダントツ、10位以内に入った多くのゲームが翌年のアワードを獲得しましたが、中小メーカー大躍進でアワードにどう影響するか、注目されます。(Fairplay)

 1位 フィッシュ・フルッペ・フリカデル(2F Spiele) 1.67/113

 2位 アド・アクタ(BeWitched) 1.76/93

 3位 蒸気の時代(Warfrog) 1.84/49

 4位 ズーシム(Cwali) 1.85/122

 5位 カネス(Splotter) 1.94/33

 6位 王冠と剣(Queen) 2.04/81

 7位 バイヨン(Adlung) 2.05/59

 8位 建築ゲーム(Prestel) 2.05/37

 9位 カナル・グランデ(Adlung) 2.13/79

 10位 レディボーン(Lookout) 2.18/28

(数字は左側が評価の平均(1最高〜6最低)、右側が投票者数(20票未満をカット=Hive, Waterloo, Keythedralの3作を除外))

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AGマガジン2号、バンプレス9号発売

 非電源系ゲームの定期刊で注目されるエンターブレインのAG(アクティブゲーム)マガジンの第2号が10月末に発売されました。TRPG、TCG主体の構成ですが、前回の「カタン」に引き続き、オフィス新大陸によるフルカラーゲーム紹介「プエルトリコ」が付いています。

 恒例のチャート式ゲーム図解で今年の最注目作の世界を余すことなく伝えており、切り抜いて保存版にしたい出来です。「この記事以外は興味がわかない」という方もぜひどうぞ。800円台後半。

 一方、ボードゲームの専門誌バンプレスは10月末頃、第9号が発売されました。特集では2人用対戦ゲームとして、ギプフプロジェクトなど、レビューではワードバスケット、マジェラン、フラットエクスプレス、ユリシーズ、スコットランドヤードの6点が紹介されています。

 千石一郎氏のコラムも光り、全体にすっきりした構成になりました。「10号は2002年10月中に!」というところがもう終わっていますが、1ヶ月遅れでも納得のいく内容だと思いますのでお買い求めになることをお勧めします。380円。メビウス、プレイスペース広島などにて。(02/11/05)