アメリカよりクニツィアの新作
アメリカのメーカーR&Rゲームズはニューヨーク・トイフェアで今年の発売ラインナップを発表しました。そのリストでクニツィアの新作「ノミのサーカス(Flea Circus)」が発売されることが明らかになりました。このゲームはアミーゴから出ていた同タイトルのカードゲーム「フロカティ・サーカス(Zircus Flochati)」とは全く別もので、犬とネコのコマを楽しく奪い合う10分程度のスピーディーなゲームです。2〜6人用、6歳以上。
クニツィアをはじめゲームデザイナーのネームバリューには最近疑問が呈され始めており、面白いという保証ではなくなりつつあります。しかし従来のクニツィア風・クラマー風といった観念を打ち破るゲーム群は、本当の意味での新しいゲームを作ろうとする意欲的な試みの表れと捉えることもでき、今後の動向が見守られます。(About.com)
ウェブが広げる世界のゲーム
オーストラリアの個人ゲームメーカー、サガシティー・ゲームズは5万年前のインドネシアを舞台にしたパズルゲーム「スンダ〜サフル(Sunda to Sahul)」を発表しました。ジグソーパズルのようなピースを交換しながら絵柄をつなげていくスピードを競います。プレイ時間30〜45分。インストは10分で終わるというシンプルなルールながら、斬新なシステムです。また美しいグラフィックが印象的です。ルールをpdfファイルで公開中。
一方、アメリカの個人ゲームメーカー、ゲーム・アバヴ・ボードでは、2人用のアブストラクトゲーム3作を発表しています。いずれもウェブ上で注文ができます。どちらもデザイナーが個人で営むメーカーですが、英語のウェブページがあるだけで世界中からチャンスがあって販売までできるということが、これからも小さいメーカーの参入を促し、ひいては日本からも発信できる日が遠くないことを予感させます。(Spielbox)