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ドイツゲーム賞2003は「アメンラー」に

独 DSP フリードヘルム・メルツ社は15日、今年のドイツゲーム賞を発表しました。ゲーマー、サークル、ジャーナリスト、ショップから集められた有効票数1937票から1位に輝いたのは、クニツィアによるフリーク向け戦略ゲーム「アメン・ラー(Amun-Re)」。年間大賞受賞作の「アルハンブラ(Alhambra)」が2位、大賞最終ノミネートの「クランス(Clans)」が3位という結果です。

 「アメン・ラー」はゲームフリークの評価がとても高かったにもかかわらず、軽いゲームを評価する年間大賞の趣旨から外れたためにノミネートどまりとなっていました。ゲームフリークの意見が強く反映されるこの賞において、その不満が解消されたかたちです。また、10位までに入賞したゲームのうち、年間大賞でノミネートされなかったものは「新レーベンヘルツ(Lowenherz)」、「マレ・ノストルム(Mare Nostrum)」、「ニューイングランド(New England)」の3点で、ここでも大賞の審査員とは違った目をもつゲームフリークの意見が反映されています。授賞式は10月22日、エッセン国際ゲーム祭のプレス会議にて。(Deutscher Spiele Preis

ドイツゲーム賞 Deutscher Spielpreis 2003

 金賞:アメン・ラー(Amun-Re, R.Knizia, Hans im Gluck)

 銀賞:アルハンブラ(Alhambra, D.Henn, Queen Games)

 銅賞:クランス(Clans, L.Colovini, Winning Moves)

 4位:パリス(Paris Paris, M.Schacht, Abacus)

 5位:レーベンヘルツ(Lowenherz, K.Teuber, Kosmos)

 6位:看板娘(Fische Fluppen Frikadellen, F.Friese, 2F-Spiele)

 7位:マレ・ノストルム(Mare Nostrum, S.Laget, Eurogames)

 8位:ニューイングランド(New England, A.R.Moon & A.Weissblum, Goldsieber)

 9位:コロレット(Coloretto, M.Schacht, Abacus)

 10位:宝石商(Edel, Stein & Reich, R.Steupe, alea)

 

 子どもゲーム賞:グラグラ城のオバケ(Schloss Schlotterstein, K.Heferkamp & M.Nikisch, Haba)

 金の羽根・模範ルールブック賞:アルハンブラ(Alhambra, D.Henn, Queen Games)

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朝日新聞にボードゲーム記事

日  朝日新聞は4日の朝刊・家庭欄にて、「ボードゲームが人気」と題してボードゲームの記事を組みました。「ゆうもあ」の活動紹介と参加した家族の感想をベースに、もはやこの話題の記事には欠かせなくなったメビウスのインタビューを加え、ブロックスカプコンバンカースなど国内のボードゲーム事情を手短に紹介。家庭欄だけにここのゲームの紹介よりも、遊ぶ人間の側にスポットが当てられた記事です。

 ボードゲームは人生ゲーム、モノポリー、オセロ、ウノからすごろく、百人一首、かるた、囲碁、将棋というような従来品だけが紹介されています。写真には「ゆうもあ」でトランスアメリカを遊ぶ家族連れ。男の子がレールを置いているところです。現在のボードゲーム人気の立役者であるドイツゲームが、メビウスのインタビューを除いては一切触れられていないのは残念ですが、理事長の一階氏がインタビューで答えている通り、「人同士のふれあいを通して、子育てをしたいと思う親が増えているのではないか」という点に焦点を当て、幅広く興味を持てる記事になっています。(03/09/04)