今週のギークさんにpuppi氏
ボードゲームのデータベースサイトBoardgamegeekで、今週のギークさんにplay:gameの管理人puppi氏が指名され、世界のゲーム愛好者から質問攻めにあっている。
今週のギークさん(Geek of the Week)とは、ギークにアカウントをもっているユーザーが『笑っていいとも』のテレホンショッキングコーナーの要領でお友達を紹介していくもの。puppi氏にはオーストラリアのS.ローさん(名前は偶然の一致ですか?)からバトンが回ってきた。
スレッドでは、普段のゲーム生活から、日本のボードゲーム事情まで幅広い質問が寄せられている。puppi氏がそれにどう答えているかも見ものだ。
かつて英語のインタビューにも応じ、また昨年はG.コルネットの『グリーンタウン』でイラストも手がけるなど、国際的に活躍しているpuppi氏は、日本のボードゲーム愛好者の顔的存在となっている。
ギークにアカウントをお持ちの方はこの機会にいろいろ聞いてみてはいかが?
インドの算数スクラブル
1月28日から3夜連続で放送されたNHKスペシャル「インドの衝撃」の第1回「わき上がる頭脳パワー」で、小学生の子どもが家庭で算数スクラブルを遊ぶ姿が映った。
算数スクラブルとは、15×15のマスにアルファベットのコマを並べて英単語を作るワードゲーム『スクラブル』のアルファベットを、数字と+−×÷=にしたものである。「4×3=5+7」というようにタイルを並べ、長くつなげるほど得点が高い。
インドでは「Scrabble Math Magic」というタイトルで販売されているが、少し調べたところ日本はもとよりボードゲーム大国のドイツや、スクラブルの発祥の地アメリカでも販売されていないようだ。スクラブルの販売元であるマテル社のページにも載っていない。簡易版をネットでダウンロードして遊ぶことができるが、実際やってみると思いのほか頭を使う。
日本だったら多くの子どもが顔を背けそうなこのゲームを、親が押し付けているわけでもなく、家族団らんしながら遊ぶのが日課だという小学生。まだ掛け算も習っていない1年生の妹もこのゲームで姉にもまれて計算を覚えている。このゲームで算数を学ぼうというのではなく、算数が好きだからこのゲームを遊ぶというところがすごい。
ものがない時代に元手のかからない頭脳で立国をめざし、特に数学に重きを置いてきたインドの精神は脈々と受け継がれている。九九は二桁まで覚えるというインドと、理系離れが進む日本。経済大国の座を譲るのは近い将来かもしれない。インドに負けないように、ボードゲーム好きな子どもを育てよう!