『ダーウィンズ・ジャーニー』と拡張『火の大地』日本語版、6月23日発売
ケンビルは6月23日、『ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)』と拡張『火の大地(Fireland Expansion)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ルチアーニ&N.マンゴーネ、イラスト:P.ヴォト、1~4人用、14歳以上、プレイ人数×30分、それぞれ8910円、5280円(税込)。5月30日まで下記サイトにて先行販売中。
サンダーグリフゲームズ(スペイン)がキックスターターを経て製品化した最新作。キックスターターでは17000人が合計100万ユーロ(1億6000万円)を出資した。出版社のゴンザロ氏と、デザイナーのルチアーニ氏はどちらもゲームマーケット2023春に参加している。『進化論』のダーウィンによるガラパゴス島の旅を振り返るワーカープレイスメントゲーム。
5ラウンドで短期的・長期的目標を達成し、勝利点を競うが、探索、通信、標本の発見などのアクションを行う前提として、ワーカーは知識を習得しておかなければならない。ワーカーを育成することで特定のアクションができるようになるだけでなく、ボーナスも得られる。
海上ではダーウィンの乗ったビーグル号がラウンドごとに進み、遅れを取るとペナルティになってしまう。パトロンに支援をお願いするなど、お金をやりくりしてサンプルを集め、数々の目標を達成しよう。
拡張セット『火の大地』では新マップのほか、に「冒険」や「時間」といった新要素が導入される。
ケンビル:ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版(先行販売)
ケンビル:ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版(先行販売)
ドイツ年間ゲーム大賞2023ノミネート
ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は22日、3部門についてノミネート作品と推薦リストからなる「ロングリスト」を発表した。赤いポーンの年間ゲーム大賞、青いポーンの年間キッズゲーム大賞、灰色のポーンの年間エキスパートゲーム大賞の3部門について各3タイトル、合計9タイトルがノミネートされた。この中から7月16日に大賞が発表される。
発表はフランクフルトのボードゲームカフェ「Playce」からYoutubeのライブ配信にて、選考委員代表のフリストフ・シュレヴィンスキ氏とハラルト・シュラーパー氏によって行われた。今年は3部門合計で昨年の400タイトルを超える440タイトルの新作から選考したという。
メインである年間大賞(赤)にノミネートされたのは、コンピューターゲームを元にしたタイル配置の協力ゲーム『ドーフロマンティック』、プレイヤーが答えた数字を並べる協力ゲーム『ファンファクト』、ロンドン地下鉄をつなげるフリップ&ライトゲーム『ネクス・ステーション・ロンドン』。
経験者向けであるエキスパートゲーム大賞(灰色)のノミネートには、1対1対戦を同時に繰り広げるTCG風ゲーム『チャレンジャーズ』、江戸職人をテーマにした日本人作品『粋/江戸職人物語』、未知の惑星をポリオミノタイルで開拓する『プラネット・アンノウン』の3タイトル。エキスパート大賞に日本発の作品がノミネートされたのは2012年の同賞開始以来初となる。
キッズゲーム大賞(青)には、子どもたちにアイスを配る協力ゲーム『キャルラ・キャラメル』、ペアを見つけると能力が発動する神経衰弱『ギガモン』、付属のタンバリンを鳴らして宝のありかを伝える『ミステリウム・キッズ』がノミネートされた。また2018年の『パンデミックレガシー:シーズン2』以来となる特別賞として『アンロック!ゲームアドベンチャー』と『アンロック!キッズ探偵物語』が選ばれている。
【年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ノミネート】
ドーフロマンティック・ボードゲーム(Dorfromantik – Das Brettspiel)
ゲームデザイン:ミヒャエル・パルム&ルカス・ツァッハ/イラスト:パウル・リーベ
出版社:ペガズスシュピーレ、1~6人用、8歳以上、30分
ファンファクト(Fun Facts)
ゲームデザイン:K.ラップ
出版社:ルポ・プロドゥクシオン、4~8人用、8歳以上、30分
ネクストステーション・ロンドン(Next Station London)
ゲームデザイン:マシュー・ダンスタン、イラスト:マクシム・モリン
出版社:HCMキンツェル、1~4人用、8歳以上、25~30分
推薦リスト:アクロポリス(Akropolis)、ヒットスター(Hitster)、クズーカ(Kuzooka)、マンティス(Mantis)、QE(QE)、シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)、ザッツノットアハット(That’s Not a Hat)
【年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)ノミネート】
チャレンジャーズ!(Challengers!)
ゲームデザイン:ヨハネス・クレンナー&マルクス・スラヴィチェック/イラスト:ジェフ・ハーヴェイ
出版社:ワンモアタイムゲームズ+ズィーマンゲームズ、1~8人用、8歳以上、45分
粋/江戸職人物語(IKI)
ゲームデザイン&イラスト:山田空太/イラスト:ドミイ&デビッド・シットボン
出版社:ギガントロック+ソーリーウィーアーフレンチ、2~4人用、14歳以上、60~90分
プラネット・アンノウン(Planet Unknown)
ゲームデザイン:ライアン・ランバート&アダム・レーベルグ、イラスト:ヨマ
出版社:ストローマン&アダムズアップルゲームズ、1~6人用、10歳以上、60~80分
推薦リスト:暗黒評議会(Council of Shadows)、マインドバグ(Mindbug)
【年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)ノミネート】
キャルラ・キャラメル(Carla Caramel)
ゲームデザイン:サラ・ザジアン/イラスト:アポリン・エティエンヌ
出版社:ロキ、1~6人用、4歳以上、10~25分
ギガモン(Gigamon)
ゲームデザイン:ヨハン・ルーセル&カリン・アウィダード、イラスト:マリアンヌ・ボヌテレ
出版社:ミラクスル+スタジオH、2~4人用、5歳以上、15分
ミステリウム・キッズ(Mysterium Kids)
ゲームデザイン:アントニン・ボカラ&イブス・ヒルシュフェルト、イラスト:オリバー・ダンシン
出版社:リベル+スペースカウ、2~6人用、6歳以上、21分
推薦リスト:ドウザミノ(Douzanimo)、だいぼうけんにでかけよう(Mein erstes Abenteuer)、ルッチ・フルッチ(Rutsch & flutsch!)