定番ダイスゲーム『キャント・ストップ』新日本語版、6月25日発売
ニューゲームズオーダーは6月25日、『キャント・ストップ(2023年版)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.サクソン、アートワーク:A.ライッセ、2~4人用、7歳以上、30分、2970円(税込)。
1980年にパーカーブラザーズ(アメリカ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネート。フランヨス、ラベンスバーガーなど何度もリメイクされ続けてきた名作ダイスゲーム。日本語版はママダユースケ氏がアートワークを担当した2016年以来、7年ぶりの新版となる。アートワークはフランヨス社(ドイツ)がドイツ語版発売30周年を記念して制作したポータブル版に準拠。箱が小ぶりになり、価格も1割ほど下がった。
ボードには2~12の番号が振られた列があり、3つの列を先に取ったプレイヤーが勝者となる。手番には4つのダイスを振り、2個ずつ2組に分けて、それぞれの合計に対応する列のコマを進める。進めることができればまたダイスを振ることができるが、どれも進められなければバーストで、その手番の最初の位置まで戻さなければいけなくなってしまう。
内容物:ゲーム盤 1枚、手番用ポーン 3個、プレイヤーマーカー 44個、サイコロ 4個、説明書 1部
モーツァルトの遺作を完成『ラクリモーサ』日本語版、7月25日発売
CMONジャパンは7月25日、『ラクリモーサ(Lacrimosa)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:G.アセンシ&F.レナリアス、イラスト:J.ブランド&E.コロミナス、1~4人用、14歳以上、90分、11000円(税込)。
『種の起源ボードゲーム』のデザイナーコンビがデヴィル社(スペイン)から2022年に発表した作品で、ゴールデンギーク賞の中量級ゲーム大賞にノミネートされた。35歳で他界したモーツァルトが未完で遺した『レクイエム(鎮魂歌)』を、パトロンたちが有能な作曲家に依頼して完成させる。タイトルは『レクイエム』第8曲「涙の日」のことで、最初の8小節でモーツァルトが絶筆し、その後は別の作曲家が補筆したことが知られている。
ゲームはカードプレイで進行する。カードは上下に分かれており、手番には2枚をプレイヤーボードのスロットに差し込み、1枚はアクションとして、もう1枚はリソースとして使う。アクションはモーツァルトの生前に遡り、楽曲を購入してヨーロッパ各地の演奏旅行で収入を得る部分と、死後に『レクイエム』の未完部分を後継者に作曲させる部分がある。ゲームボードの譜面上では楽章ごとに2人の作曲家による陣取りが繰り広げられており、どの作曲家を後援するかで勝利点が変わってくる。
プレイするカードは新たに購入して既存のものと置き換え、アクションやリソースを強化することができる。リソースとお金を最大限活用して、優れた作品を後世に残すのに最も貢献したパトロンとなるのは誰か?
内容物:ルールブック 1冊、メインボード 1枚、個人ボード 4枚、早見表タイル 4枚、スタートプレイヤーマーカー 1個、勝利点マーカー 4個、1ドゥカートコイン 20枚、5ドゥカートコイン 10枚、物語点コマ 45個、モーツァルトの旅コマ 1個、中立レクイエムマーカー 4個、コンスタンツェカード 5枚、コンスタンツェカウンター 10個、開始時カード 40枚、作曲家の肖像画タイル 4枚、プレイヤー用コマ 48個、ソリストカード 11枚、作曲家タイル 60枚、都市タイル 15枚、思い出カード 34枚、、作品カード 46枚、ピリオドボーナスタイル 15枚、宮廷タイル 16枚