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ハバナ(Havannah)

ブロックしかねる

空いているマスに交互にコマを1個ずつ置いて、円形(リング)・角から角(ブリッジ)・3つの辺(フォーク、写真の赤)のいずれかのかたちに先につなぐアブストラクトゲーム。1981年、1982年の2年にわたってドイツ年間ゲーム大賞の候補作品となった。
ルールはこれだけで、コマの置き方も自由である。つなげて置いていってもいいし、ばらばらに置いて後からつなげてもよい。ルールブックの大半は、戦略や布石の解説に費やされている。
くさのまさんとプレイ。基本的に、先手番有利である。後手は、先手のコネクションをブロックするようにコマを置くので、なかなか自分のコネクションができない。盤面はヘックスで周囲は6マスあり、完全に封じるのは至難の業なのである。いろいろ工夫してみたが結局、3戦とも先手勝利。
戦略や布石は読まないで遊んだが、後手でも通用する目がきっとあるのだろう。きちんと研究しておかないと呆気なく終わってしまう、ある意味奥の深いゲームである。
Havannah
C.フリーリング/ラベンスバーガー(1981年)
2人用/10歳以上/20分
絶版・入手難

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『チケットトゥライド』マップデザインコンテスト

鉄道ゲーム『チケットトゥライド』のメーカー、デイズ・オブ・ワンダー社(アメリカ)が、2012年に発売10周年を迎えるにあたり、賞金1万ドルのマップデザインコンテストを開催している。4月15日エントリー〆切。
応募方法はまず、ホームページからエントリーフォーム(PDF)をダウンロードし、プリントアウトして必定事項を書き込む。連絡先の他に、自分がデザインしたマップの名前、テーマまたはエリア、特徴、追加ルール、追加コンポーネント、コメントを記入し、写真またはイラストを添付して郵送。予選を通過したエントリーには6月30日までに通知があり、試作品の提出を求められる。
最優秀作品の発表は10月19日。1万ドル(約83万円)の賞金が現金で贈られるほか、エッセン国際ゲーム祭で発売される『マップコレクション』に、『チケットトゥライド』の作者A.R.ムーンがデザインしたマップと共に収録され、その製品版12セットも贈られる。また、甲乙付けがたい優秀作品があった場合は、賞金1000ドルの優秀賞が与えられることもある。
『チケットトゥライド』はこれまで、アメリカ、ヨーロッパ、ドイツ、スイス、北欧の5マップが発売されているので、応募する人はそれぞれのマップの特徴や新ルールを研究しておくとよいだろう。応募の詳細は下記のリンクにて(英語)。
Days of Wonder:$10,000 Map Design Contest