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ラープを倒せ(Schlag den Raab)

盛り上げどころを心得て
ラープを倒せ
シュテファン・ラープというタレントに視聴者がさまざまなゲームで対戦するドイツのテレビ番組をもとにしたボードゲーム。昨年のドイツで一番売れた(20万セット)ボードゲームである。30以上のミニゲームが入っており、その中から何ゲームかをルーレットで選んで交替しながら1対1の対戦を行う。
今回遊んだのは5ゲーム。「卵落とし」はゴム製の卵を胸の高さから落として、跳ね返ったのを拾い、7回で何回拾えるかを競う。卵はなかなかまっすぐ弾まないのでイレギュラーにどれくらい対応できるかが勝負。くさのまさんの勝利。
続いては「どっちが近いかクイズ」。ゲームに入っているクイズを読みあげて、2人がメモ用紙に回答し、より近いほうが勝ちで4ポイント先取。「人類の最高身長記録は何センチ」「月にあるゴルフボールの数」「アフリカの国数」などが出て、勘が冴えたくさのまさん連勝。
3ゲーム目は「記憶並べ替え」。25枚のタイルを3分間で覚えて、見ないで再現するという記憶ゲーム。覚えている最中に後ろで卵落としの練習をしている人がいたが、めげずに15ポイントで私の勝利。
4ゲーム目は「カタパルト」。シーソーで旗を飛ばして、箱に入った得点の合計を競う。最後まで劣勢だった神尾さんが、最終で最高得点をマークし勝利。
5ゲーム目は「ゲート」。4つのゲートにおはじきでコマを入れて、合計を競う。全部のゲートに入れるとボーナスがあるのがポイントで、入ったコマの数が少なかったものの、このボーナスで神尾さんが1点差の勝利。「さすがテレビ番組の盛り上げどころを心得ている」と好評だった。
これでもまだほんの一部にすぎない。さらに今年になって続編も出ている。規定ゲーム数をみっちり遊ぶよりも、人数が集まるまでの間などにちょこちょこと遊んでいきたい。
Schlag den Raab
M.キープス/ラベンスバーガー(2010年)
2〜6人用/12歳以上/45〜90分
国内未発売

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『グラフィティ』日本語版、11月上旬発売

グラフィティ日本語版ホビージャパンは11月上旬、ドイツのお絵描きパーティゲーム『グラフィティ(Graffiti)』日本語版を発売する。J.ゼメ作、3〜6人用、12歳以上、30分、5,040円。
大人から子供まで楽しめる、みんなで絵を描いて当てるパーティゲーム。制限時間内にみんな同時に絵を描き、ひとりがみんなの絵を見て、何を書いたか当てる。見事当たれ得点。でもそれだけではない。
親は自分の好みで、一番上手で、独創的で、何よりおかしい絵に得点を与える。そして、どの絵を誰が書いたか当てなければならない。当たれば親の得点、外れれば子の得点。このため、毎回画風を工夫して描くことになる。
スライドすれば絵が消え何回でも描けるボードに、難易度が選べる200枚のお題カードは全て日本語ローカライズ済み。難易度を変えれば、大人も子供も楽しめる。「むずかしい」のほうにはアダルトなお題も。
オリジナルのメーカー、フッフ&フレンズ社(ドイツ)はライトなファミリーゲームを多く発売しているメーカー。日本語版が発売されるのはを『なんてったってホノルル』(10月上旬)に次いで2タイトル目となる。
グラフィティ