『ギルドマスター』日本語版、3月16日発売
アークライトは3月16日、セットコレクションのカードゲーム『ギルドマスター(Guildhall)』日本語版を発売する。2~4人用、12歳以上、30分、3,570円。
『サンダーストーン』や『ラブレター』などで知られるAEG社(アメリカ)が、韓国人デザイナーを起用して、昨年のエッセンで発売したばかりの新作。「農夫」や「踊り子」、「歴史家」や「暗殺者」など、それぞれが個性的な効果を持つ職人たちを組織して、勝利点を増やす。
デザイナーのH.ファン(황소망)氏は、これまで『マックガフィン』や『イリュージョン』(いずれも韓国の出版社)を発表し、日本でも販売されている。
職人には「他プレイヤーと”職人”を交換」や、「プレイ回数を増やす」などそれぞれ特殊能力があり、同じ種類の職人が仲間に多くいるときほど高い効果を発揮する。同じ職人を5人集めると、1セットとして、任務カード(勝利点)と交換できる。特殊能力を使う順番や組み合わせによってさまざまな戦略を楽しむことができる。
ピラミス(Pyramis)
立方体で三角錐
石の建設に飽きたファラオが、宝石でピラミッドを建設するように命じた。発掘した宝石で作るピラミッドは、普通に横に重ねておくのではない。ボードの溝にはめ込んで、斜めに重ねていくのだ。韓国のボードゲーム出版社の作品。
手番にはまず袋から宝石を引く。いくつ引いてもよいが、赤は2つまで、黄色と青は合わせて3つまでというような上限(カードに書かれている)を超えるとバーストして少ししか積めない。
宝石を引いたら、盤上に重ねておく。4つ一組でユニットができたときに、その色に応じて得点が入る。4つ全部が同じ色ならば得点が一番高く、ほかの色が混じるほど得点が落ちる。
斜めに重ねるところがポイントで、壁のわきに置くと、宝石2個で1つのユニットがどんどんできあがる。ほかのプレイヤーにはそうさせないように、宝石を分散させたり、端の際にピラミッドを作ったりする。
サガエさんは連続バーストでほとんど積めないまま。逆転を狙ってたくさん宝石を引くと、さらにバーストしてしまうものである。序盤先行したくさのまさんに、壁のわきからの連続得点で追いつき逆転。引いたピラミッドをどこにどんな順序で置いたら一番得点が高いか、パズル的な要素もあって面白い。
Pyramis
J.オー作/ジェムブロ(2011年)
2~4人用/6歳以上/20分
ショップ検索:ピラミス