『パンデミック:新たなる試練』7月下旬発売
ホビージャパンは7月下旬、人気ウィルス撲滅ボードゲームの新版『パンデミック:新たなる試練(Pademic)』日本語版を発売する。2~4人用、13歳以上、45分、4200円。
医者や科学者となり、世界各都市で研究所を建設し、人類の生命にかかわる4種類の病原菌による感染症の治療を行い、拡大を防ぐ。しかしちょっと手を抜くとたちまち病原菌は広がり、ゲームオーバーとなってしまう。みんなで協力して、4種の病原菌に対応するワクチンすべてを発見できれば全員の勝利だ。
2008年にズィーマンゲームズ(アメリカ)から発売され、ドイツ、フランス、チェコ、ポーランド、中国、日本、北欧、オランダ、スペイン、イタリアで各国語版が発売された。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞3位、日本ボードゲーム大賞2位などを受賞。プレイヤー間で勝敗を競うのではなく、プレイヤー全員対ゲームシステムという「協力ゲーム」のジャンルを有名にした。旧版の日本語版はホビージャパンから発売されていたが絶版になっている。
リニューアルした新版もオリジナルはズィーマンゲームズによるもので、ルールはそのままでアートワークを一新、マーカー類が木製のものに仕様変更され、さらに「危機管理官」と「検疫官」という2種類の役割が追加になった。
ごきぶりキッチン(Kakerlakak)
本物かと思ってしまう
自走するゴキブリの進路をコントロールして、自分の穴に導くキッズゲーム。2013年のドイツ年間キッズゲーム大賞推薦リスト入り作品。
自走するゴキブリは「ヘックスバグ・ナノ」を用いている。電動の微振動でムカデのようなゴム製の足が動くおもちゃで、国内ではタカラトミー社が扱っている。ランダムに方向転換するので、行き先が読めないところがポイントだ。
ボードは回転するフォーク、ナイフ、スプーンが設置されており、決められたかたちにセットする。中央にゴキブリを置いてスタート! スイッチを押すとものすごい勢いでゴキブリが走り始める。
自分の番にはサイコロを振って、出た目のバーを90度回転させる。これで進路を変更して、自分の穴にゴキブリを近づけるのだ。しかし、ゴキブリは気まぐれ。あっちに行ったかと思ったら、途中で戻ってきてしまったり。ちなみにバーを回転させるとき、ゴキブリを押したりしてはいけない。ゴキブリの行き先は、神のみぞ知る。3回入った人の勝ち。このほか、入った人の負けというヴァリアントルールもある。
子供たちとプレイ。だんだんどこを回せばいいのか子供たちは理解してきたが、ゴキブリは思い通りに進んでくれない。そのため、いくつかのルートを開拓しておいたほうがよさそう。ゴキブリから比較的離れたところを回すことが多かった次女の勝利。大人だったらきっと、お互いの道を塞ぎあって激しい妨害合戦が繰り広げられることだろう。
Kakerlakak
P.P.ヨーペン/ラベンスバーガー(2013年)
2~4人用/5歳以上/15分
国内未発売