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クラウドファンディングで同人作品の再版プロジェクト

先月行われたゲームマーケット2013秋で注目を浴びた同人ゲーム『オトーリバース』の再版プロジェクトが、クラウドファンディング「キャンプファイヤー」で行われている。目標金額は30万円で、1月7日〆切。
『オトーリバース』は、つぶれないようにぎりぎりまで酒を飲むカードゲーム。酒カードをめくっていって、酒カードに書かれたアルコール度数が限度量を超えたら「リバース」してしまう。その前に宴会を抜ければ、飲んだ分だけ得点になる。ほかにもアルハラ、一気飲み、もらいゲ○など、「最悪の宴」が楽しめる。
TGiW:オトーリバース
テーマの独自性が注目されてゲームマーケットでは完売となり、当サイトの人気投票で4位という高い評価を得た。これをうけての再版が計画されているが、資金不足のためクラウドファンディングで出資者を募集することになった。
出資は500円から可能で、2000円で『オトーリバース』が郵送され、それ以上でさまざまな特典がある。〆切までは出資を表明するだけでよく、実際の支払いは〆切後、目標金額に達した場合のみ行われる。達成した場合、3月のゲームマーケット大阪、6月のゲームマーケット2014春でも販売される予定だ。
クラウドファンディングを利用したボードゲームの製作はドイツやアメリカで盛んに行われているが日本ではほとんど例がない。今回のプロジェクトの成否は、今後の国産インディーズゲームにも影響を与えそうだ。
出資したい方は下記のページからどうぞ。〆切は1月7日。
Campfire:最悪の宴「オトーリバース」カードゲーム再販プロジェクト
しあわせさがせ?:クラウドファンディングでカードゲームの再販資金集めに挑戦してみた

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ドイツ・メンサ賞2014に『村の人生』

IQテストで上位2%の成績優秀者のみが入会できる国際団体「メンサ」のドイツ支部は、5回目のドイツ・メンサ賞(MinD Spielepreis)を発表した。会員の投票の結果、『村の人生(Village)』が1位に選ばれた。
数多くのボードゲーム賞と違い、対象を過去5年間の新作にしているところがこの賞の特徴。運だけのゲーム、知識だけを問うゲーム、キッズゲームは除外される。会員が1人5タイトルまで推薦でき、推薦数の多かった上位5タイトルが12月の決選投票にかけられる。
決選投票では『村の人生』が13.1%で1位。2位以下は『カミサド(Kamisado)』『ブルッヘ』『ランカスター』『トリオビジョン(Triovision)』という順番となった。そのほかに、審査員推薦(Spieletipp)として『花火』も選ばれている。
授賞式は2014年2月22日、マールブルクで行われる予定。
『村の人生』は、村の中でさまざまな功績を残して死ぬボードゲーム。昨年のドイツゲーム賞に選ばれ、今年の夏に日本語版が拡張セットと共に発売されている。
MinD-Spielepreis – Die ausgezeichneten Spiele 2014
TGiW:村の人生