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トイレ大戦争(Toilet Wars)

お漏らし出直し
トイレ大戦争
便意を我慢しながら会社へ向かう通勤サラリーマンたちの人間の尊厳をかけた戦い。もらしてしまったら自宅に戻ってお着替えだが、ちょっと足が早くなるぞ。
ゲームマーケット2014春で初出展のPURPURINが発表した作品で、新作評価アンケートでは規定票数に届かなかったものの高い評価を得た。スピーディーなレースゲームで、ぎりぎりの線で綱渡りしていく焦りが体験できる。
各プレイヤーには我慢メーターがあり、0まで下がるとお漏らし。毎ラウンド、サイコロを振って全員その数だけ下がる上に、各自サイコロを振って止まった駅でも下がる。どんだけお腹がゆるいのか。
我慢メーターを回復させるには、パスをしなければならない。ただしパスをしたからといって回復できるとは限らない。それがこのゲームの特徴「ユニバーサル・トイレシステム」だ。駅によってトイレの数が異なり、そのラウンドに回復しようとしてパスをしたプレイヤーの数が、自分のいる駅のトイレの数を上回ってしまうと、トイレに入れない。
例えばトイレが4つある駅だったら、4人プレイでは全員パスしてもトイレに入れる。でもトイレが1つしかない駅では、自分以外に1人でもパスした人がいたらアウトだ。パスするか進むかは、ウンチコマを握って一斉公開するバッティング制。トイレの少ない駅でヤバくなっている人がいたら、自分はまだトイレに行かなくていいのにあえてパスして陥れるのもアリ。漏らすぜー!
でも漏らしても終わりではない。着替えのためふりだしに戻ってしまうが、漏らした駅のカードを受け取り、その枚数だけダイス目にプラスされる。それにカードは減っていくのでゴールも近くなる。尊厳はもうないかもしれないが、逆転は十分に可能だ。あえて前半に漏らしまくって一気に進むという作戦もある。最初に会社に着いた人の勝ち。
3人プレイで20分ほど。順調にトップを進んでいたが、会社近くのトイレが少ない駅が続いたところでピンチに。息絶え絶えになって入った駅で陥れられて失禁。先にお漏らししたkarokuさんの後を追いかけることになる。デッドヒートを繰り広げていたが、ふうかさんが難所を乗り切り、ノーお漏らしで1位。3人だとトイレに入りやすいが、人数が多いと脱落することが多くなるだろう。会社までの道のりは遠い。
トイレ大戦争
?/PURPURIN(2014年)
3~6人用/8歳以上/30分
品切れ、再版待ち
PURPURIN:トイレ大戦争

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ディセント拡張『ネレクホールの影』日本語版、8月30日発売

ディセント:ネレクホールの影アークライトは8月30日、ファンタジーボードゲーム『ディセント』(第2版)の拡張セット『ネレクホールの影(Shadow of Nerekhall)』日本語版を発売する。2~5人用、14歳以上、120~180分、6400円(税別)。プレイするためには『ディセント第2版』基本セットが必要となる。
ダンジョンを支配するゲームマスター1人と、ダンジョンに挑む英雄に分かれて戦うアメリカのファンタジーボードゲームの拡張セット。第2版の拡張としては『竜の棲み家』『廃墟の迷宮』『トロール沼』に続く4つ目の拡張で、サイズは『廃墟の迷宮』と同じ大箱。オリジナルは今年ファンタジーフライト社(アメリカ)から発売された。
この拡張セットでは「影響力」という新しいオーバーロードの力が導入され、クエストを始める前に、モンスターの強化や特殊な攻撃魔法、または秘密の仕掛けなどの特別な助力のうちからひとつを選択することが可能になる。さらに、クエストのNPCを堕落させ、「チェンジリング」として操ることもできる。
英雄たちにも、新しいクラス「吟遊詩人」など新要素を追加。「メロディ」と「ハーモニー」の魔法を駆使してキャンペーンゲームが楽しめる。英雄コマ4個、モンスターコマ12個の造形も魅力的だ。
アークライトゲームズ:ディセント第2版拡張 ネレクホールの影 完全日本語版
ディセント:ネレクホールの影(コンポーネント)