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『コヨーテ』日本語版発売

ニューゲームズオーダーは本日、イタリアの推理&ブラフゲーム『コヨーテ(Coyote)』日本語版を発売した。S.アルベルタレッリ作、2~10人用、10歳以上、15~30分、1800円(税込)。初回限定で小冊子「コヨーテの話」が付属する。
今はなきキダルトゲームズ(イタリア)から2003年に発売された作品。作者は『ファブフィブ』と同じアルベルタレッリである。アラカルトカードゲーム賞7位、トリックトラック章ノミネート、日本ボードゲーム大賞(入門者部門)2位に選ばれ、2006年にラベンスバーガー(ドイツ)が『パウワウ(Pow Wow)』というタイトルでリメイクしたほか、現在までいくつかの出版社から再版されている。
プレイヤーは各自1枚の数字カードを引き、自分にだけ見えないようにもつ。まず一人が、ほかのプレイヤーのカードの数字を頼りに、全員が持っているカードの数字の合計を推理して、それを超えないと思う数をいう。同様にして時計回りに数字を上げていき、右どなりのプレイヤーのいった数が大きすぎると思ったら「コヨーテ!」と叫んで、全員のカードを真ん中に出し、答え合わせをする。右どなりのプレイヤーのいった数がカードの合計を超えていたらそのプレイヤーの負け、超えていなければ「コヨーテ!」をいったプレイヤーの負けとなる。3回負けたら脱落し、最後に残った人の勝ち。
ほかの人のいった数字から自分の数字を推理するが、かまをかけて大きい数字をいって推理を混乱させるというブラフ要素もある。そのため数字だけでなく、顔色を見て真偽を見極めることが大切で、対面の楽しさを存分に味わうことができる。また大どんでん返しの特殊カードも選択で導入でき、やりこみ要素がある。
日本語版にあたって、タンサンファブリークがデザインを担当。イラストを一新して箱をカードゲームサイズにダウンサイズ。さらに遊べる人数を増やす、カード裏面をサマリーにする、ライフ表示をカードで表すなど、遊びやすさに徹底的にこだわった一品となっている。
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コヨーテ日本語版(コンポーネント)

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『スモールワールド』のミニ拡張2種、日本語版で1月下旬発売

スモールワールド:スパイダーウェブホビージャパンはフランスのファンタジー陣取りゲーム『スモールワールド』のミニ拡張『スパイダー・ウェブ(A Spider’s Web、税別2800円)』と『ロイヤルボーナス(Royal Bonus、税別2000円)』を発売する。プレイするためには『スモールワールド』または『スモールワールド:アンダーグラウンド』が必要。
どちらも2014年秋のエッセンで限定発売されたもので、それぞれ新たな種族と特殊パワーを3種類ずつ追加できる。『スパイダー・ウェブ』はキックスターターの出資者のアイデアを採用したもので、種族は、氷の魔女、スカッグ、スリングマンで、特殊パワーは「ものまね」、「溶岩」、「魂に触れる」の3種類。追加の種族バナーやトークン類を収納できるトレーが付属する。
スモールワールド:ロイヤルボーナス『ロイヤルボーナス』もキックスターター向けにリリースされたもの。種族はファウヌス、イゴール、シュラブマンで、特殊パワーは「火の玉」、「水辺の」、「ビヒモス」の3種類。これらの新種族と特殊パワーを加えて、強烈なコンボを生み出そう。
また、この販売にあわせて品切れだった拡張セット『呪い!(Cursed!、2009年)』と『スモールワールドの女神たち(Grand Dames of Small World、2009年)』の日本語版も限定生産で再入荷される。『スモールワールド』には11タイトルの拡張セットががあるが、種族・特殊パワーのみが入ったミニ拡張はこれと『恐れることなかれ(Be Not Afraid…)』を加えて5タイトル。新しい拡張も加えて『スモールワールド』を遊び直すよいチャンスだ。