『ウミガメの島』日本語版発売
メビウスゲームズは3日、『ウミガメの島(Mahé)』日本語版を発売した。A.ランドルフ作、2~7人用、7歳以上、30分、2,800円(税込)。
1974年にラベンスバーガー社より発売された『カンガルー(Känguruh)』のリメイク『冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)』をフランヨス社が待望のリ・リメイク。テーマは料理からウミガメに変わり、サイコロを振って自分のカメを進め、多くのたまごを集めることを目指す。
手番プレイヤーはサイコロを1個振り、その目を見て次のサイコロを振るかどうか決める。こうして3個までサイコロを振ることができ、出た目の合計×個数だけ進めるが、出た目の合計が8以上になったらバーストで進めなくなってしまう。
また、カメはほかのカメの上に乗ることができ、下のカメに連れて行ってもらえる。そのまま1周したら、一番上にいるカメのプレイヤーがたまごをもらえる。このバーストと相乗りのルールによって、盛り上がりのあるレースが楽しめる。
・メビウスゲームズ:ウミガメの島
朝日新聞に『枯山水』記事
朝日新聞の本日の朝刊「ニュースQ3」で、「『枯山水』、渋すぎるゲームが予想外のヒット」という記事が掲載された。「スマホゲーム全盛のいま、ヒットを飛ばすボードゲーム」として紹介されている。
昨年11月に発売され、2月からネットで話題が広がっていたが(TGiWニュース)、新聞の記事になったのは初めて。新聞としても取り上げやすいテーマだったようだ。
ニューゲームズオーダーの吉田恒平氏が「まさかここまで受けるとは」と述べ、価格設定が高いにもかかわらず生産が追いつかない状態であることを紹介。ゲームの概要の後、作者の山田空太氏が「やや高尚と思われているものがゲームになったギャップ」とコメントしている。
当サイトの管理人もコメントを求められた。ボードゲームになじみが薄い層に広がった理由として一般的なボードゲームのイメージを覆す斬新さ、ゲーム終了時の写真がツイッターで拡散されたことを挙げている(ツイッターでの拡散については、「ほらボド!」第41夜でmomiさんも触れている)。
最後は建築家の上田篤氏が登場。「勝ち負けでは神を感じられないのでは……」というコメントに、山田氏の「勝ち負けとは別に、自分だけの庭を完成させる喜び」をつないでいる。庭園の専門家にとってはゲームにされることへの抵抗感があり、デザイナーや愛好者にとっては、ゲームにおける勝敗以外の要素の重視があるようだ。
・朝日新聞:(ニュースQ3)「枯山水」、渋すぎるゲームが予想外のヒット(要登録)