クラウドファンディングで、うつ病研修カードゲームプロジェクト
国内クラウドファンディング「READYFOR?」にて、うつ病研修用のカードゲーム『ウツ会議』を使った会議の開催プロジェクトが行われている。10,000円以上の出資で、2016年3月初旬に都内近郊で行われる研修「ウツ会議100人大会」に参加できる。12月12日まで。
「ウツ会議100人大会」は、うつ病患者周辺の人が問題を理解し、対処できるようになるためのカードゲーム研修。元うつ病患者・臨床心理士・ゲーム愛好家のコラボレーションによって開発された『ウツ会議』をプレイして、うつ病患者をフォロー・サポートする手立てを考える。
『ウツ会議』は4~6人でプレイするカードゲーム。各プレイヤーが当事者、医者、カウンセラー、上司、人事担当、バーのマスターといった役になり、症状カードを立体的に積み上げた「ストレスタワー」を協力してなくしていく。
当事者やストレスの高い人がプレイしないよう、プレイ前にストレスチェックが必要で、そのため一般発売は行わない。11月22日のゲームマーケット2015秋にて、ゲームフィJAPAN(ブース番号A44)で展示される。
娯楽の枠を超えたゲームフィケーション(課題の解決に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動)のひとつとして注目される。
・READYFOR?:メンタルヘルスを楽しく学べるゲーム研修”ウツ会議”を広めたい!
『ブラッディ・イン』日本語版、12月中旬発売
ホビージャパンは12月中旬、パールゲームズ(ベルギー)の新作ブラックゲーム『ブラッディ・イン(Bloody Inn)』日本語版を発売する。N.ロベール作、1~4人用、15歳以上、40~60分、4,000円(税別)。
『トゥルネー』『デウス』など、ゲーマーズゲームで知られるパールゲームズが今年のエッセン・シュピールで発売した作品。今までのラインナップとは一線を画するブラックなテーマの作品で話題となった。
1831年、フランス:アルデシュ県の片田舎にある小さな村、ペールベイユは、数多くの観光客や巡礼者が通り過ぎていた。そして、ある貪欲な小作農の一家が財を成すことを決意し、この目的を達成するために悪魔のような計略を考案する。それは旅行客に強盗を働き、警察に疑われることなく富を得ることができる宿屋に投資すること。彼らの計画がうまくいくかどうかにかかわらず、確かなことが1つある。すべての客が生きてこの宿屋を離れることはないだろう。
プレイヤーは多くの富を築き上げようとして宿屋を経営する一族の1人となる。残念(?)なことにあなたには良心があるので、人さまから金品を奪うなんてことはできないが、死人から奪うことに関しては全くためらいがない。しかし当然、死体の置き場についても考えなくてはならない。その辺に放置すると商売に影響する上、警察に疑われかねないからだ。宿泊客や近隣の農民を買収して犯行を手伝わせる手もある。
各ラウンドには旅行客を泊める夜のフェイズ、実際に犯行を実行する深夜のフェイズ、ラウンドの終了となる朝のフェイズの3つのフェイズをプレイし、旅行客の山札が2回尽きる(2度のシーズンが終了する)とゲーム終了となる。もっとも裕福なプレイヤーがゲームの勝者だ。
邪悪なテーマに、テーマに合った独特のイラストが描かれたさまざま客カードの能力の組合せも楽しめるゲーム。1人でプレイできるソリティアルールも用意されている。
ゲームの内容物
・客カード 78枚 ・プレイヤーエイドカード4枚 ・宿屋ボード1枚
・鍵/ルームサービストークン32枚 ・白い鍵トークン4枚 ・小切手タイル30枚
・木製ディスク4枚 ・スタートプレイヤーカード1枚 ほか