シュピール’15:会場8%増
ドイツ・エッセンで行われる世界最大規模のボードゲームイベント「シュピール(SPIEL)」の会場が前年比で8%広げられることが、主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で明らかになった。10月8日(木)から4日間にわたって開かれ、850団体の出展、16万人の来場を見込む。
シュピールは、メッセ・エッセンという複合ホールで行われている。12のホールがあり、2013年から1,2,3番ホールを使用していたが、今年は7番ホールが新たに加わる。これによって、会場は前年の58,000㎡から63,000㎡に拡大。これは東京ビッグサイトのホール7つ分に相当する。
メルツ社はこの会場増設について、「世界中の人々がコンピューターゲームだけを楽しんでいるのではないことを印象づける。正反対に、古典的なボードゲームの市場がどんどん拡大し国際化している」とコメントしている。
・Internationale Spieltage SPIEL’15
リフトイット!(Lift It!)
クレーンを頭から下げて、指示通りにパーツを組み立てるアクションゲーム。オリジナルは2012年に『ビルドイット』というタイトルで北欧で発売された作品であるが、2014年にゲームファクトリー社(スイス)が多言語版をシュピールで発表し、注目を集めた(写真はシュピールでのデモ風景)。見ただけで何をやるか分かるゲームだ。
手番になったら建設カードをめくり、タイマーで制限時間内に組み立てる。手でクレーンをもって組み立てるマス、頭にクレーンを取り付けて組み立てるマス、カードを見ないで説明を聞きながら組み立てるマスがある。ブロック1個につき1点のほかに完成ボーナスあり。
付属のタイマーが時間が来ると飛び跳ねるのも心臓に悪いが、それ以上に盛り上がるのは対決モード。数マスおきに配置されており、ここを通過するとサシでどちらが先に完成するかを競う。制限時間なしで、先に完成した人が得点。
得点だけ自分のコマを進め、先にゴールした人が勝つ。
3人プレイで30分ほど。ふうかさんが圧倒的な強さを見せつけ1位。対決とか全然勝てないあまりの強さに戦意喪失するぐらいだった。頭で操作するのは、手と違った感覚が必要で、しばらく集中して遊んでいたら、軽く酔った(当方、三半規管が弱い)。
Lift it!
P.ガーディング作/ゲームファクトリー(2014年)
1-8人用/8歳以上/30分
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