カナイセイジの『舞星・雅』、3月5日発売
スイッチゲームズは3月5日、カナイセイジ氏のカードゲーム『舞星(マイスター)・雅』を発売する。デザイン・カナイセイジ、イラスト・杉浦のぼる、3~6人用、10歳以上、30分、2,300円(税別)。
2010年にカナイ製作所から発表されたタイトルのリメイク。『舞星』から一部ルールを改訂し、追加カードを加えた。どスイッチゲームズがカナイセイジ氏の作品をリリースするのは『Gods’ Gambit ~神々の一手~』に続いて2タイトル目となる。
プレイヤーは花柳界に名を馳せた伝説的な名妓「舞星」の二代目の座を争う芸者たち。評判を上げることでさまざまな客の座敷を務め、3回の祭りの間に最も多くの金子を稼ぐことを目指す。単純に評判を広めるだけではお金は稼げず、評判を広めることをおろそかにしていては上客がつかない。手札にある民衆カードのうち
、どのカードで評判を上げ、どのカードでお金を稼ぐかをよく考える必要がある。誰かの手札がなくなった時点でラウンドが終了し、残った手札はペナルティになるため、いかに早く手札を使い切るかも重要だ。
登場人物がカナイ氏のほかの作品にも登場するなど、カナイファンにとっても待望の作品だ。
内容物
民衆カード80枚、芸者カード12枚、早見表カード6枚、金子トークン48個、ルールブック
ヘックス&ホップ(Hexx & Hopp)
焦るほどに分からず
六角形のタイルをできるだけ多くの辺の色が合うように置くスピード勝負のゲーム。シュピール15で『7人のマフィア』と共に夕日のドライハーゼン社から発売された。欲張ればスピードが落ちるけれども、うまくいったときに当たりが大きい。
最初は7枚のタイルを放射状に並べ、全員にタイルを15枚配ってスタート。手番はなく、全員同時にゲームを行う。自分のタイルを1枚めくり、中央の場にあるタイルに2辺以上、色を合わせて置く。これを繰り返して早くてもちのタイルをなくした人が勝つ。
めくったタイルがどこに合わなさそうだったら、裏返して次のタイルをめくってもよい。そのタイルは、後で好きなときにめくることができる。1度に2枚以上のタイルをめくっていなければOKだ。「これは・・・どこにも置けない! じゃあ次!」スピード勝負なので、焦っていると合う場所があっても見つからないことがしばしば。
さて、2辺だけ合った場合は何も起こらないが、3辺合えば残りのタイルを2枚、4辺合えば4枚、5辺合えば6枚を、ほかのプレイヤーに押し付けられる。誰に何枚あげるかは自由であるため、当然トップで枚数が少ない人のところにタイルが集まってくる。しかも押し付けるタイルは、以前に置く場所がなかったタイルだったりするので厳しい。ここに逆転の目もある(ちなみに6辺合えば即ラウンド勝利)。
誰かが上がったら、残ったタイル枚数が失点となり、10ラウンドで合計失点の最も少ない人が勝つ。
4人プレイで15分ほど。2辺合うところは比較的すぐ見つかるので、そこを狙ってどんどん置いていくという方法と、3,4辺合うところをじっくり探す方法がある。とはいえ、3,4辺合うところはなかなか見つからないため、焦りばかりが募ってタイルが全然減らないままラウンドが終わってしまうこともある。通常は2辺置きしながら、たまたま見つかれば3,4辺置きも取り入れる塔、臨機応変な戦術が求められる。少し冷静になれば置けるところはたくさんあるのに、焦っているためにどこにも置けない気がしてくるのが笑う。
Hexx & Hopp
R.ブロン/夕日のドライハーゼン(2015年)
2~5人用/9歳以上/20~30分