ニュルンベルク’16新作情報:ラベンスバーガー
★レジェンド(Legends)
C.フィオーレ、K.ハッペル作、2~4人用、9歳以上、45〜60分。
冒険家の世界へようこそ。プレイヤーは向こう見ずな冒険家となって遠くにあるミステリアスな場所を訪れ、カードを集めます。アトランティス大陸を見つけるには海に潜り、 雪男を探してヒマラヤに行きます。時間を上手に使うことのできた冒険家が一番になるでしょう。
手番には冒険家コマを移動して、カードを取るか、移動先の場所に対応したカードをプレイします。アクションのたびに時間トラックのコマが進み、手番は常に時間を一番使っていないプレイヤーが行います。一定の時間がたつたびに得点計算が起こり、プレイしたカードから得点が入ります。
★ダワク(Dawak)
A.ドロワ作、3~7人用、10歳以上、20分。
クイズを読んで答えが分かったら中央のカードをたたくゲーム。ダイスを振って、出た目の問題を読みます。最初にたたいた人から回答権があります。「ダワク」が出ると、お題をジェスチャーで当ててもらったり、テーブルに並んだコマの中から素早くつかんだりするゲームになります。
★回転ラビリンス(Das verdrehte Labyrinth)
M.フェルトケッター作、2~4人用、6歳以上、15分。
魔法の庭にあるラビリンスは一味違います。壁を回転させることで、秘密の生き物や高価な宝物への通路が生まれます。魔法のカードを使えば、早く目的地に達成できるでしょう。壁の回転は『ごきぶりキッチン』のような仕組みです。
★クーハンデル・ボードゲーム(Kuhhandel – Brettspiel)
M.フェルトケッター作、2~4人用、6歳以上、15分。
カードゲームの古典が初めてボードゲームになりました。動物の市場価格を上げ、貯金箱にお金を入れ、宝くじで運を試します。手軽な競りゲームでも、ファン向けの上級ゲームでも遊べます。上級ゲームでは、10種類の競りが行われ、ゲームの展開が毎回回ります。また動物の子供も登場します。
横暴編集長(Tyrannical Editor)
読んでみたい作品たち
上下2つに分かれたカードを組み合わせて面白い文学作品を作るゲーム。ゲームマーケット2015春で発表され、じわじわと人気が広がっている。記事にもある通り、出来上がった作品がSNSで拡散されるところが、昨年のヒット作『枯山水』と共通している。これまでに900セットを販売し、増産している状況だ。
・withnews:「鬼平部活やめるってよ」珍タイトル作成ゲーム 横暴編集長が拡散中
場札から1枚ずつカードを取り、手札と組み合わせて発表。一斉に指差しで投票し、最多投票が「採用候補」となる。2周したところで、「採用候補」を投票にかけ、ここで最多投票を獲得したものが勝者となる。
タイトルは、最後に最多投票が複数あった場合、じゃんけんで勝った人が「横暴編集長」となり独断で決めてしまうところから来ている。誰にも文句は言わせない!
5人プレイで20分ほど。場札からカードを取るところで「このカードはカットしとかないとなあ」「ゲーマーですね!」なんて会話が起こる。どんな組み合わせでも結構強いキラーカードがあって、そういうカードは人気が高い。
そして傑作の候補がどんどん出るわ出るわで大笑い。「鬼平三人組」「歴代かよ!」「十五少年かける少女」「何をかける?!」「みにくい少女ハイジ」「ひどい、ひどすぎる!」「デカピッピ」「なんか語感いいなあ」最終投票ははたして票が割れたので、横暴編集長が「みにくい少女ハイジ」に決めてしまった……ひどいけれど、どんな作品なのか、ちょっと読んでみたくなる。
横暴編集長
作者不明/ジャンクション(2015年)
3~5人用/10歳以上/20~25分
junction+:横暴編集長