第6回カルカソンヌ日本選手権、月形祐輔氏が優勝
今年で6回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ)が8月14日(日)、東京・豊洲文化センターにて開催された。のべ659人が参加した43回の全国各予選の成績優秀者と、シード選手を加えた74名が参加し、京都の月形祐輔氏が優勝に輝いた。
ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選の成績で上位8名が準々決勝に進出し、1位対8位、2位対7位、3位対6位という組み合わせで対戦した。昨年の予選通過者がひしめく準々決勝を4名が準決勝へ通過した。準決勝では予選全勝1位の小川光一氏と予選5位の久保真人氏、予選3位の月形祐輔氏と予選2位の榎本厚熙氏がそれぞれ対戦。それぞれ小川氏と月形氏が勝利し、決勝で対戦した。
決勝戦は6点差で月形祐輔氏が優勝し、10月にエッセンで行われる第11回カルカソンヌ世界選手権への参加資格を獲得した。予選から準決勝まで8戦全勝の小川氏は準優勝で、昨年の4位から順位を上げた。3位決定戦を制したのは榎本厚熙氏。
世界選手権での日本代表の成績は、一昨年が優勝、昨年が準優勝。日本代表が参加するようになったのは第6回からであるにも関わらず、国別の通算成績では36カ国中8位につけている。月形氏の今年の活躍に期待したい。
・カルカソンヌ日本選手権
商店街の活性化ワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」レポート
先月の平日夜、地元のサブカルバーにて商店街の活性化を目指すワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」が開かれ、「講師」として参加してきた。
このワークショップは、商店街の店主が毎月行っているもので、過去には「ゲームの歴史を体験しよう」「時計を直してみよう」「お酒に合うお菓子」などが開かれている。市の商工観光課が事務局を務める官民一体型プロジェクトだ。
当然のごとく、ボードゲーム未経験者がほとんどだが、メンバーの一人が最近ボードゲームにハマっており、私が招かれることになった。場所はプラモデルやファミコンなどを置いているサブカルバーで、時間は19:00~21:30。参加費は1ドリンクと軽食付きで1人2000円、2杯目以降はキャッシュオンという設定である。
参加人数はサブカルバーの収容人数ぎりぎりの20人。前の週に会場を下見したところ、3卓が限度であることが分かった。となると8人ぐらいで遊べるゲームを用意しなくてはならない。そこで作ったのが次のようなメニュー。これを見て遊びたいゲームを決めてもらうことにした。
地元のサブカルバーで20人規模のボードゲーム会が開かれることになり、多人数向けのゲーム一覧を作成。これを見て気になったものを教えてもらう方式です。 pic.twitter.com/rT0Bz6Hnmx
— TableGamesintheWorld (@hourei) 2016年7月14日
平日のため、19時の開始時に全員が揃っているわけではない。そこで7~8人集まり次第、ゲームを始めてもらうことにした。1卓目は『コードネーム』、2卓目は『テレストレーション』である。3卓目はなかなか揃わなかったが、だらだらおしゃべりしながら『コヨーテ』などを遊んだ。
1時間後、それぞれのゲームが終わるのを待って20人での『人狼』スタート。飲みながら遊ぶというのがほどほどにゆるくて盛り上がる。人狼が追い詰められる展開だったが、最初に双子であることを明かした2人に終盤疑いがかけられ、その間に人狼が勝利。初めての方がほとんどだったにも関わらず、占い師が2人出て偽物(つまり人狼)のほうが信用されるなど、面白い展開だった。
人狼が終わるともう終了時間だったが、そこから希望者が半分以上残ってボードゲームを続行。『知ったか映画研究家』『コヨーテ』『ピット』『マジョリティーパーティー』『私の世界の見方』と立て続けに遊び、気がつけば日付が変わっていた。
初対面の人もいたが、ボードゲームは急速に人を近づける。商店街の店主の方々がさらに仲良くなり、ほかのイベントでボードゲームを活用するようになればいいなと思う。現に、ボードゲーム普及委員会の立ち上げが検討され始めている。ボードゲームで街興しなど今まで考えたこともなかったが、なかなか面白くなってきた。
ShuShu project:ボードゲームで遊ぼう