ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は本日、ホームページにてアラカルト・カードゲーム賞2016を発表した。識者の投票によって1位に選ばれたのは『世界の七不思議:デュエル』。日本人作品の『小早川』が8位に入賞している。
『世界の七不思議:デュエル』は、数々のゲーム賞を受賞してきた『世界の七不思議』(2010年)を2人専用にアレンジした作品。国際ゲーマーズ賞(2人ゲーム部門)、ルーマニア年間ゲーム大賞、スイスゲーマーズ賞で大賞を獲得、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞推薦リスト、ドイツゲーム賞9位とすでに高い評価を得ており、日本語を含む多言語版が発売されている。
2位にはドイツ年間ゲーム大賞を受賞したコミュニケーションゲーム『コードネーム』、3位には騎士学校で鍛錬を競うドラフトゲーム『イゾルデ(メディバル・アカデミー)』が入った。日本人作品は昨年、『街コロ』(1位)と『セイルトゥインディア』(4位)の2タイトルが入賞したが今年はオインクゲームズの『小早川』のみにとどまっている。
【アラカルトカードゲーム賞2016】
1位:世界の七不思議:デュエル(7 Wonders Duell / A.ボザ / ルポ・プロドゥクシオン)
2位:コードネーム(Codenames / V.フヴァチル / チェコゲーム出版)
3位:イゾルデ(Die holde Isolde / N.ポンシン / シュミット)
4位:オーマイグーッズ!(Oh My Goods! / A.プフィスター / ルックアウトシュピーレ)
5位:えげつな7(Die fiesen 7 / J.ゼメ / ドライハーゼン)
6位:スパイフォール(Agent Undercover / A.ウシャン / ピアトニク)
7位:ブルゴーニュ・カードゲーム(Die Burgen von Burgund Kartenspiel / S.フェルト / アレア)
8位:小早川(Kobayakawa / 佐々木隼 / ハイデルベルガー)
9位:二枚目が好き(3 sind Eine zu viel / C.ベーレ / アミーゴ)
10位:モルタールの入り口(Die Portale von Molthar / J.シュミダウアー・ケーニヒ / アミーゴ)
・À la Carte Preis 2016: 7 Wonders Duel