ワンス・アポン・ア・タイム 拡張セット1『魔法の物語/海の物語』日本語版発売
ホビーベース・イエローサブマリンは23日、ストーリーテリングゲーム『ワンス・アポン・ア・タイム』の拡張セット『魔法の物語/海の物語』日本語版を発売する。2~6人用、8歳以上、20~40分、2700円(税別)。プレイするためには基本セットが必要。
『ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time)』は1993年にアメリカで発売されたカードゲームで、「王様」「村」「戦う」などのキーワードが書かれた手札の物語カードで物語を作り、指定された結末できれいに終われるように手札を使い切ることを目指す。2014年にホビーベース・イエローサブマリンから日本語版が発売されている。
日本語版では1番目となるこの拡張セットでは、”Enchanting Tales”(2013年)と”Seafaring Tales”(2013年)を合体。魔法と海洋の要素が追加され、物語の世界が広がる。
魔法の物語は白雪姫やシンデレラ、海の物語はシンドバッドなどが登場。基本セットのものと共に自由に足したり抜いたりして楽しむことができる。
「小人」「口づけ」「難破する」などの物語カード、「そして鏡はひび割れ、彼女の夢もまた破れたのです」「そして海の底にある彼女の王国に、彼らは共に泳いで戻ったのです」といった結末カードで新しい物語が紡がれる。
やまがたボードゲーム協会のこと
今月12日に管理人の地元で「やまがたボードゲーム協会」という普及団体が発足した。
きっかけとなったのは毎年3000人を集めるフェス「ぼくらの文楽」で昨年、友人らとボードゲームコーナーを担当したこと。子どもたちが夢中になって遊ぶ様子をほかの若いスタッフが見て自分たちも遊びたくなり、ときどき管理人の自宅を訪れるようになった。
そこでたくさんのボードゲームに触れ、楽しんでいくうちに、彼らが関与している街づくりや観光とリンクし始める。地元商店街の商店主の集まりでも手応えをつかみ、理解が広まっていった。その間に「東北ボードゲームフリーマーケット」の開催が決まり、宿泊イベント「お寺でボードゲーム」が毎月開かれるようになって、自治体の「まちなか活性化事業補助金」という制度を利用して団体が発足した。
活動は毎月1回の例会がベースで、依頼があればボードゲームのレンタルやインストラクター派遣を行う。例会はボードゲームを常備してくれることを期待して飲食店・会費制で行う。さらにこれに呼応して、意欲的な方言かるた「ながいズーズーかるた」が製作され、ほかにもシビアな田舎暮らしをテーマにしたカードゲームが開発中となっている。細々とボードゲームを続けてきた身として、このようなムーブメントになるとは正直思っていなかった。
先日は地元の新聞社が取材に来て記事が上がり(下記リンク)、本日はテレビ局が観光番組の取材に来た。あまりニュースがない田舎ならではの話だが、地元メディアからも注目して頂いているのがありがたい。
8人の設立メンバーは30~40代中心で、さまざまな職業に就いており、街づくりや観光の実働部隊として重要な役割を果たしている。実行力はもちろん、一番は好奇心と、仲の良さが強みである。まだ始まったばかりで今後どうなっていくか分からないが、わくわくしているところだ。