ドイツ人は3人に1人が月1でボードゲームを遊ぶ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社が出資する「未来の質問のための基金(Stiftung für Zukunftsfragen)」は、余暇に関するモニター調査結果を発表した。その中の「ボードゲーム・カードゲームをプレイする」という項目では32%が月に1回と答えている。週に1回と答えた8%と合わせると、4割のドイツ人が定期的にボードゲームを遊んでいることになる。
この調査は今年5~6月に、14歳以上の3000人に対して面談で行われた。インターネット、スマートフォン、さまざまな余暇の過ごし方について頻度を尋ねている。男女比はほぼ半々で、年代(青年~老年)・住んでいる地域(村~大都市)もバランスが取られている。
余暇の過ごし方は、週1回、月1回、年1回から一番回答多かったものに分類されており、「ボードゲーム・カードゲームをプレイする」は全体の32%が月1回と答えた。属性別では、子供のいる夫婦が36%、青年が34%と高めだが、壮年、老年も33%と世代を問わず遊ばれている。一番低かったのは子供のいない夫婦で26%。
月1回の中で回答が多かった余暇の過ごし方は、ほかに「家で友人・知人と会う」(65%)、「ビデオ・DVD・ブルーレイ映画を見る」(49%)、「ショッピング」(48%)、「レストラン」(48%)、「飲み屋に行く」(32%)、「スポーツ観戦」(24%)、「ビデオゲーム」(22%)、「ジョギング」(20%)、「教会に行く」(16%)、「映画館に行く」(12%)などがある。これと比べるとボードゲームが一般的であることが分かる。またビデオゲームよりもアナログゲームの比率が高いのが注目される。
・Stiftung für Zukunftsfragen:Freizeit-Monitors 2016
『ワインと毒とゴブレット』日本語版、10月中旬発売
ホビージャパンは10月中旬、多人数で遊べる陰謀と欺瞞のブラフゲーム『ワインと毒とゴブレット(Raise Your Goblets)』日本語版を発売する。デザイン・T.ペイジ、イラスト・N.マイルズ、2~12人用、8歳以上、20~45分、5000円(税別)。
『スチームパーク』『ポーション・エクスプロージョン』『ダンジョンファイター』などのユニークなコンポーネントとプレイ感覚で知られるホリブルゲームズ(イタリア)の秋の新作。とある王国の晩餐会で、ゴブレットにワイン、毒、解毒薬を入れて交換し合い、お互いに命を狙う。王の候補を毒殺し、自らは毒を飲まないようにして生き延びて、王位を狙う。
各プレイヤーは演じるキャラクターの能力を使いながら、ゴブレットにワイン・毒・解毒薬を入れたり、ゴブレットの中を覗いたり、他人の前のゴブレットと交換したりしながらゲームを進める。乾杯の音頭とともに自分の前のゴブレットを飲み干すとラウンド終了。自分が生き延びたとき、標的の殺害に成功したとき、飲んだゴブレット内のワインの量が最も多いときに勝利点を獲得。これを3ラウンド行い、勝利点合計が最も多いプレイヤーが勝者となる。
プラスチック製のゴブレットが入っていて雰囲気たっぷり。自分が飲むゴブレットに入っているのは果たして何? 疑心暗鬼が渦巻く作品だ。
内容物:ゴブレット6個、プラスチック製トークン52個、コースターリング6つ、プレイヤースクリーン6枚、人物カード21枚、標的カード6枚、毒味役カード6枚、勝利ポイントトークン47個、ルールブック1部