カルカソンヌ:ドイツの城(Carcassonne: Burgen in Deutschland)
お城の周りは賑やか
カルカソンヌのミニ拡張セット。実在の城をモチーフにした6枚のダブルタイルが入っており、各プレイヤーは1枚ずつ(2,3人プレイでは2枚ずつ)もつ。自分の番にタイルを引く代わりに、このダブルタイルを置くことができる。
置き方のルールは、ほかのダブルタイルと角でも接しないこと。つまりお互いに離しておかなければならない。ここにミープルを置くと、周囲10マスに全てタイルが置かれたときに12点になる。終了時まで完成しなくても、タイルが置かれたマス数だけ得点。つまり少々広い修道院と同じ扱いである。
修道院と異なるのは、このタイルについている道や街が完成したとき、ボーナス3点が入るところ。このルールによって、城の周囲には積極的にタイルが置かれるようになり、埋まりやすくなる。
城のイラストはどれも魅力的で、ゲームが終わってから「ここに行ってみたいな」などと話していた。コンラーズハイム城(Burg Konradsheim)など、ケルンの近くにあるようなのでエッセンの帰りに行ってみるのも良さそう。
Carcassonne: Burgen in Deutschland
作者不明/ハンス・イム・グリュック(2015年)
2~4人用/8歳以上/30~45分
2人用協力ゲーム『アンドールの伝説CG 災いの島の冒険』12月3日発売
アークライトは12月3日、ファンタジー冒険ゲーム『アンドールの伝説』をテーマにした2人用協力カードゲーム『アンドールの伝説CG 災いの島の冒険(Die Legenden von Andor: Chada & Thorn)』日本語版を発売する。G.ヘヒト作、1~2人用、10歳以上、45分、3300円(税別)。拡張セットではなく、単体で遊ぶことができる。
協力ゲーム『アンドールの伝説』の世界観で、2人の戦士が故郷を目指して旅をするゲーム。イラストは原作と同じM.メンツェルで、『カシュガル』などの作品があるG.ヘヒトがデザインを担当し、2015年にコスモス社(ドイツ)から発売された。
〈白銀の国〉の北岸に打ち上げられた射手のチャダと戦士ソーンは、〈白銀の城窟〉を目指して島を南下する。ドワーフたちに航海の手筈を整えてもらったが、道中に待ち受けていたのは過酷な数々の冒険だった。互いの協力なくして、遥かなる故郷へとたどり着くことはできない。背後に忍び寄るファラタンの怨霊や、恐ろしき敵の魔の手から逃げきることはできるだろうか。
デッキ構築をメインシステムにし、『アンドールの伝説』基本セットを遊んだことがなくても手軽にプレイすることができる内容。さらに1人プレイルール用のバリアントとして配布された海兵シュティナーも同梱され、1人でもプレイできる。
内容物:大きな物語カード36枚、冒険者用地図1枚、コマ立て3個、意志力トークン20枚、プレイ用コマ4個、小さなカード68枚、焚火トークン3枚、ルールブック1冊