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JELLY JELLY CAFE 下北沢店を訪問

ゲームマーケット前に新作が遊べると聞いて、ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE 下北沢店」を訪れた。渋谷、池袋に続いて今年6月、福岡天神店と同時オープンしたところである。渋谷から京王井の頭線で4駅、車も入れないような細い路地が駅前から広がっており、その一角の2階にある。
下北沢は近隣に大学が多く、また小劇場や飲み屋もたくさんあって独特の文化空間が形成されている。そこのボードゲームカフェというのは興味深い。いったいどんな人たちが遊びに来ているのか。
お店は飲み物のみの提供で、食事は持ち込み自由。近くのコンビニで昼食とおやつを購入して入った。カールスバーグを注文して、ゲームマーケットの新作を遊ぶ。ほかに男性グループが『パンデミック』を遊んでおり、後から女性グループがやってきて『カルバ』を遊び始めた。いずれも見たところ学生かと思われる。
遊んでいるうちに酒井りゅうのすけ店長が帰ってきたのでお話を伺った。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店:酒井店長
酒井店長はもともと舞台・イベント・テーマパークアトラクションなどのプロデュースをしており、白坂翔・渋谷店長とはIT関連での知り合いだったという。今年2月に池袋店が開店したことによりフランチャイズ構想が生まれ、そのわずか4ヶ月後に下北沢店を開いた。カフェというよりはイベントのプロデュースに軸足があり、テキサスホールデムポーカーやライアーダイスをテーマにした演劇を催行している。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店:パンフ
テキサスホールデムポーカーをテーマにした演劇「Hold Them」とライアーダイスをテーマにした演劇「Dice or Schythe」。
店内に入るとすぐ目を引いたこたつ。実はステージになっていて、今後トークライブやファンイベントが計画されている。カフェにステージを設置したというよりも、ステージングのために箱が必要で、普段はカフェとして使うことにしたという。どんなイベントか想像がつかなかったが、JELLY JELLY CAFEプロデュースのアイドルユニット「しゅぴ~る遊園地」のほか、マンガ家VSお絵描きゲーム、マジシャンVSいかさまゴキブリ、ポーカープレイヤーVSごきぶりポーカー、芸人VS大喜利ゲームなど聞いているとワクワクしてくるものばかり。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店:こたつ
こたつ席では3人の女性がボードゲームをしていたが、ポテトチップがあって完璧な女子会だった。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店:店内
主な客層は20~30代で、女性が多いという。渋谷店から来るお客さんもおり、JELLY JELLY CAFEのブランド力が生きているようだ。この後、女性2人組が来店し『パッチワーク』を遊び始めた。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店:ゲムマ
12月のゲームマーケットで出展される新作はコーナーにまとめられており、遊んだ人の感想が作者のところに届けられるようになっている。作者がデザイナーズノートのようなことを語るトークイベントなども開いていきたいと酒井店長。イベントという新しいコンセプトを打ち出すボードゲームカフェに、今後も注目していきたい。
JELLY JELLY CAFE 下北沢店
東京都世田谷区北沢2-11-3-202/TEL:03−6805−2181
小田急・京王下北沢徒歩1分
13:00~23:00/不定休
平日昼・夜・土日祝夜1ドリンク付き1500円、土日祝昼1ドリンク付き2000円
学割、子ども料金あり
http://jellyjellycafe.com/shoplist/shimokitazawa
ふうかのボードゲーム日記:「JELLY JELLY CAFE下北沢店」へ行ってきた
JELLY JELLY CAFE下北沢店:\一生懸命プッシュします/〓ゲームマーケット2016秋〓新作ゲームお貸しください!

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モノ・マガジン12-2号で「ドイツゲーム」

隔週刊の『モノ・マガジン』2016年12月2日特集号で、「手とアタマを使いまくるおもちゃ図鑑」という特集があり、「ドイツゲーム」をはじめとするボードゲームが4ページにわたって取り上げられている。
親戚や友達が集まるクリスマスから年末年始を前にして一緒になって遊べるおもちゃが特集された。「普段はひとりデジタル系の遊びを密かに楽しむのもいいけどひとの集まるこの時期はアナログおもちゃで身体を使い、家の中と外で思いっきり声を出して遊ぼうじゃないか!」という。
バックギャモン、チェス、トランプ、花札、ジェンガ、テーブルサッカー、ツイスターなどのボードゲームと並んで紹介されたのは「ドイツゲーム」。すごろくやの丸田店長が登場し、「ドイツゲーム」あるいは「近代ボードゲーム」についての説明した後、「反射神経」「平常心」「交渉力」「心を読む」という4つのカテゴリーで『ディクシット』などを紹介している。
さらに「ドイツゲームが題材の人気マンガ作者に聞く! ドイツゲームの楽しさって何?」というテーマでコミック『放課後さいころ倶楽部』の作者・中道裕大氏のインタビュー。制作秘話や『カルカソンヌ』オススメ5タイトルが掲載されている。
12月は普段ボードゲームを遊んでいない人に触れてもらうチャンス。この特集をヒントに、紹介するゲームを選んでみよう。
モノ・マガジン:モノ・マガジン2016年12月2日特集号