ミープルチョイス2016、『横濱紳商伝』が3位に
インターネット上のボードゲーム愛好者グループ「シュピールフリークス(Spielfreaks)」は10日、ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)2016を発表した。昨年1年間に発売された新作から70名の投票の結果、『テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)』が1位となり、『横濱紳商伝』が日本のボードゲームとして初めてランクインした。。
投票は2段階選抜で行われる。1回目の投票で約30タイトルに絞られ、さらに2回目の投票で最終結果を決めた。1位となった『テラフォーミング・マーズ』は火星開拓をテーマにしたスウェーデンのゲーマーズゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞でもノミネートされている。
2位の『グレート・ウェスタン・トレイル』と僅差で3位につけたのは日本のボードゲーム『横濱紳商伝(Yokohama)』。横浜を舞台にあちこちの建物を巡って商人としての名声を高めるゲームだ。日本のゲームとしてはこれまで、2012年の『ラブレター』4位が最高だったが、これを塗り替えてベスト3にランクインした。特に世界各国で好評の『大鎌戦役(Scythe)』や『オーディンの祝祭』よりも多く票数を集めたのは注目に値する。
『テラフォーミング・マーズ』と『グレート・ウェスタン・トレイル』はアークライトが日本語版を発売する予定。近年のミープルチョイス賞は『コードネーム』、『ロールフォーザギャラクシー』、『ロシアンレールロード』、『テラミスティカ』が選ばれている。
【ミープルチョイス賞2016】
1位:テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars )26票
2位:グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail)24票
3位:横濱紳商伝(Yokohama)19票
・The Opinionated Gamers:2016 Meeples Choice Award Results
舞台版「ハコオンナ」、築地本願寺にて8月9~13日
国産のサバイバルホラー型ボードゲーム『ハコオンナ』を原作とした舞台「ハコオンナ」公演が8月9日から5日間にわたって、築地本願寺ブディストホール(地下鉄築地本願寺前駅徒歩4分)にて行われる。午後または夜の全9回公演で、それぞれS席9500円、A席6000円。
『ハコオンナ』は屋敷のどこかに隠れたハコオンナに見つからないようにアイテムを集めて脱出するゲーム。見つかったプレイヤーからハコオンナの仲間になり、残ったプレイヤーを追い詰めていく。インパクトのあるパッケージと、アクション要素のある手番行動で話題を集め、第3版が出るまでのロングセラーとなっている。
舞台化をプロデュースしたのはボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE 下北沢店」を本拠地とする聖地ポーカーズ。テキサスホールデムやライアーダイスをテーマにした舞台作品を手がけてきた。JELLY JELLY CAFE 下北沢店では月に2回、体験イベント「ハコオンナNIGHT」を開いている。
出演は「ハコオンナ」のいる館を訪問する主人公に加藤凛太郎氏、館へと同行するヒロインに楠世蓮氏、物語を伝える語り部に田渕法明氏、別ルートで館を訪れる訪問者のチームに野口真緒氏、そして「ハコオンナ」に小菅怜衣氏(キャスト一覧 )。パッケージのイラストよりもずっと怖いビジュアルが公開されている。
来場特典として、前売チケット来場者全員に『ハコオンナ』拡張キャラクターとルール(非売品)、S席の来場者にはメイキングフォトブック(非売品)とポスターがプレゼントされる。拡張キャラクターはEJIN研究所の制作で、正体が隠匿されたプレイヤーを1名追加し、6人でプレイできるようにする。
お盆の前に、お寺のホールでホラーゲームの舞台という注目の取り合わせ。前売チケット購入はこちら。
Confetti:舞台版ハコオンナ
《記事更新》 ハコオンナNIGHTに小菅怜衣さんと十三月紅夜さん、そして舞台ビジュアルが。 – 舞台版「ハコオンナ」 – https://t.co/q0TL0gG29V
— 舞台 聖地ポーカーズ情報 (@info_seichi) 2017年7月7日