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カードドラフトで農園を経営『フィールド・オブ・グリーン』日本語版、2月8日発売

fieldsofgreenJ.jpgアークライトは2月8日、カードドラフトで農園を経営するゲーム『フィールド・オブ・グリーン(Fields of Green)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・V.バギアルタキス、イラスト・G.ボブロウスキほか、2~4人用、12歳以上、45分、5200円(税別)。
オリジナルは2016年、アーティピアゲームズ(ギリシャ)からキックスターターを経て発売された作品。デザイナーのバギアルタキスは同社から『星々のあいだで(Among the Stars、2012年)』を発表しており、カードドラフトシステムを継承している。
「フィールド・オブ・グリーン」という政府の農業支援プログラムで脱サラして田舎に移住したプレイヤーが農園主として奮闘するゲーム。田畑の土地を確保し、種まきや準備を整え、動物や作物の世話をし、大地の恵みを収穫して生計を立てていく。
ゲームは4年間(4ラウンド)を通して農園を発展させる。さまざまな土地の利用計画書カードをプレイヤー間でドラフトし、畑や牧場、施設などを作る。畑には水をやり、牧場では家畜に餌を食べさせ、維持費を払わなければならない。収穫した作物は収穫し販売し、その儲けでさらに農園を拡大しよう。4年間の農園経営を通して、最も多くの勝利点を獲得した者が表彰される。
内容物:場所カード132枚、給水塔カード20枚、サイロカード14枚、早見表カード10枚、農業資材タイル30枚、貨幣トークン61個、勝利点トークン20個、食料トークン40個、水トークン30個、山札置き場タイル4枚、親タイル1枚、ラウンド記録タイル1枚、ラウンドマーカー1個、記録シート1冊、ルール説明書1冊(※カードサイズ70×70mm)
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「今、キテいるボードゲーム」10タイトル

とあるテレビ深夜生放送番組の制作会社から、「今、キテいるボードゲーム」「これからクルと思うボードゲーム」を紹介するという依頼が来た。そこでルール説明が簡単なもの、テレビ映えしそうなものという観点で以下の10タイトルを提案したのだが……。
1.アンロック(ホビージャパン):スマホかタブレットを使った謎解きゲーム
2.狂気山脈(ホビージャパン):意思疎通がどんどん困難になっていくゲーム
3.私が夢みるとき(ホビージャパン):目隠しをした人に皆でヒントをいってお題を当ててもらうゲーム
4.プライバシー(ディアシュピール):個人的には答えづらい質問に内緒で答えてイエスの数を予想するゲーム
5.デジャブ(メビウスゲームズ):カードをめくって同じ絵が出てきたら取る記憶ゲーム
6.マジックメイズ(ヘムズユニバーサルゲームズ):しゃべらずにツーカーでコマを動かす協力ゲーム
7.タイムボム(アークライト):裏切り者に気をつけて爆弾を解除するゲーム
8.文絵のために(ワンドロー):謎の死を遂げたガールフレンドを、タイムスリップして救う2人用ゲーム
9.ギリギリカレー(Jelly Jelly Cafe):具材をたくさん入れて美味しいカレーを作るゲーム
10.ボブジテン(つかぽん):カタカナ語をカタカナ語抜きで説明するゲーム
これに対し制作会社は、これらは本当に流行りそうなもの、あるいはもうすでに流行っているものであるため、もっとマイナーでマニアックなものはないかという。マイナーでマニアックなものは流行とは相容れない。どうやら「キテいる」「クル」というのは、流行を意図したものではないらしい。
そこで提案したのが次の10タイトルである。テレビで使えそうな題材かどうかはもはや考慮していない。
1.国難選択選挙(芸夢工房):どうしようもない政党で選挙をするゲーム
2.りゅうほうのおしごと!(芸無工房):有名人の守護霊を呼び出すゲーム
3.あなたを知らないあなたの隣人~「行列に割り込む」は何番目に悪いことですか?~(万屋楽団):好き嫌いを順位付けするゲーム
4.みんなのイ~ブン(テンデイズゲームズ):賛成か反対か数を予想するゲーム
5.真言カルタ(さくらっこ商会):真言で仏様たちを取るカルタ
6.SAN_GE SHAKA(ADGGames):花を落としてパターンを作るゲーム
7.檀家-Danka-(陽岳寺不二の会):檀家を増やすゲーム
8.エレクト7(Mookybug):◯ンコを伸ばして彼女にぶっかけるゲーム
9.オーガズモ!乱交カードゲーム(Vice Games):最後までイカないで我慢するゲーム
10.カーマスートラ(Vice Games):いろいろな体位で風船を割るゲーム
この提案の結果『SAN_GE SHAKA』で行きましょうということで一旦落ち着いたのだが、番組日程の都合で残念ながらボツになってしまった。テレビはこういうことがよくあるみたいだ。
折角考えたラインナップを眠らせておくのはもったいないのでここに提示しておく。こうして対べてみるとコミュニケーションゲームかネタゲーしかないが、『キングドミノ』や『8ビットモックアップ』などをテレビで(しかも生放送で)面白そうに映すのは難しいということをご理解頂ければ幸いである。