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ゲームマーケット大賞受賞作『ビンジョー×コージョー』2月22日一般発売

binjokojo2.jpgアークライトは2月22日、スイッチゲームズのレーベルで、工場ラインを構築して製品を作るボードゲーム『ビンジョー×コージョー』を一般発売する。ゲームデザイン・すまいる120円、イラスト・U井&A.ドイッセン、アートワーク・タンサンファブリーク、3~4人用、10歳以上、40~60分、4000円(税別)。
世間の流行りにビンジョーし、天下の大コウジョーを目指すゲーム。オリジナルはゲームマーケット2016神戸で発表され、第2回ゲームマーケット大賞に輝いた。このたびタンサンファブリークによる楽しいアートワークで一般発売される。
自分の工場には製造ラインが3本あり、「熱する」「切る」「固める」「混ぜる」「組み立てる」という5種類の機械タイルを配置して、生産体制を整える。手番の最後に各製造ラインの機械タイルにあるコマを1マスづつ進め、市場の注文に備える。
市場から製品の注文が出てきて、それに対応する製造ラインが整っていたら製造できる。このとき、ほかのプレイヤーも同様の製造ラインがあれば「ビンジョー!」といって同じ製品を製造できるところがポイント。製造できると収入が入り、その設備で新たな設備投資を行ったり、資産を増やしたりする。最終的には資産勝負だが、どこまで設備投資するかも考えどころだ。
ライトなプレイ感の中にも便乗するための機械の選択や工場の拡大のバランスなどにインタラクションとタクティクスがあり、便乗や製品カードのめくり運で盛り上がれる作品。コンニャクから宇宙ロケットまで、あなたは何を作る?
ゲームマーケット大賞受賞作がオリジナルと異なる出版社から発売されるのは初。ゲームマーケット大賞の中立性をはかるため、主催のアークライト社は受賞作品の優先契約権などをもっておらず、受賞後にフェアなかたちで出版契約が行われている。
内容物:資本金ボード1枚、工場ボード4枚、職人タイル15枚、機械タイル45枚、製品カード30枚、チャージタイル1枚、チャージコマ12個、資本金コマ4個、お金チップ59枚、スタートプレイヤータイル1枚、ルールブック1冊(※カードサイズ:44×63mm)
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Posted in 日本語版リリース

装飾タイルの芸術『アズール』日本語版、2月下旬発売

azulJ.jpgホビージャパンは2月下旬、タイルを集めて美しい壁画を作るボードゲーム『アズール(Azul)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング、グラフィック・P.ゲリン&C.クイリアムス、2~4人用、8歳以上、30~45分、5600円(税別)。
プランBゲームズ(カナダ)が2017年秋のエッセン・シュピールで発売し、スカウトアクションで3位、その後も高い評価を集め品切れが続いている作品。ゲームデザインはW.クラマーとのコンビでドイツ年間ゲーム大賞を何度も受賞してきたキースリング。日本では昨年のゲームマーケットでゲームストア・バネストが輸入版を少量販売し、一瞬で売り切れている。
「アズレージョ」という美しい装飾タイルに魅了された王様の命令で、タイル・アーティストたちがポルトガルのエヴォラ宮殿をカラフルなタイルで装飾し、名声を競う。
テーブル中央にはいくつかの工房展示ボードがあり、いろいろなタイルが置かれている。自分の番にはいずれかの展示ボードから1色のタイルを全て取り、プレイヤーボードの図案ライン上のいずれかの段に配置。これをテーブル中央のタイルがなくなるまで順番に続けた後、自分の図案ライン上のいずれか1段にあるタイル1枚を、右側の壁の指定された場所に置く。縦か横にできるだけつなげて得点が上がるように、集めるタイルを考えていくパズルチックな作品だ。
簡単なルールと高度な戦略性だけでなく、カラフルなキャスト製のタイルやペルシャ風のアートワークといったコンポーネントも魅力に溢れ、大人同士でもファミリーでも楽しめる今期最大の話題作が登場だ。
プランBゲームズは今月、ライトなアブストラクトゲームのラインナップを手がける新たなブランド「ネクストムーブゲームズ(Next Move Games)」を立ち上げたことを発表し。第1作としてE.マツウチの『リーフ(Reef)』という作品のリリースを予定している。これに伴い、『アズール』も第2版から、プランBゲームズではなくネクストムーブゲームズのラベルが貼られることになる。
内容物:タイル100枚、プレイヤーボード4枚、工房展示ボード9枚、得点マーカー4個、先手プレイヤーマーカー1個、布袋1枚ほか
TGiWレポート:アズール