ニュルンベルク’18:エッガートシュピーレ
★コインブラ(Coimbra)
ゲームデザイン・F.ブラシーニ&V.ジッリ、イラスト・C.クイリアムス、2~4人用、14歳以上、60~90分。
大発見の時代(15~16世紀)をリードしたポルトガルでは、大都市ポルト、リスボンと共に、有名な大学があるコインブラが文化の中心として賑わっていた。プレイヤーはこの街に古くからいる一族の長として、修道院との関係を深めたり、航海を援助したりして名声を競う。そのため、街で影響力を持つ住民に賄賂を送ってでも、その力を貸してもらわなければならない。
革新的なダイスシステムで、プレイヤーがドラフトしたダイスによって手番順や賄賂の金額だけでなく収入まで決められる。勝利への道はたくさんある。収入を高めたり、新しい見張りを雇ったり、学術的な進歩を促したり、修道院との関係を深めたり、発見の旅を進めたりと、どれに集中しても良いが、最後にはこれらの組み合わせをうまく活用できた者が勝つのだ。
★グレート・ウェスタン・トレイル拡張:北方への線路(Great Western Trail Erweiterung: Rails to the North)
ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・A.レーシュ、2~4人用、12歳以上、75~150分。
プレイヤーは自身の牛を北東方面、シカゴ、デトロイト、ニューヨークへと届け、ミシシッピ方面一番の牛商人になることを目指す。この方向で商売を広げるのは厳しいため、各都市の支社を使い、鉄道網に沿って自身の影響力を高めていくことが重要になる。新しい鉄道網に加え、新しい駅長タイルや建物が加わり、プレイヤーボードに戦略的な深みが加えられる。
アンケート:年末年始に家族とボードゲーム
Q126:年末年始、家族とボードゲームを……
A.何度も遊んだ 26票(19%) |
B.ちょっと遊んだ 50票(37%) |
C.遊ばなかった 58票(43%) |
双六や福笑いや日本でボードゲームといえば年末年始に遊ぶのがよき伝統でした。普段全く遊ばない人も、年末年始に集まったときに遊ぶことには理解を示します。しかし最近は年末年始に親族一同が集まる機会も少なくなってきており、独りで過ごす方も増えてきているようです。帰省の折、あるいは子どもたちの冬休みの折などに、どれくらいの方が家族でボードゲームを遊んでいたのでしょうか。
アンケートでは、家族と遊んだという方が半数を超え、そのうち3分の1は何度も遊んだと回答しています。コメントでは「中、高校生の子供が遊び相手なので、休みの日は相手をしてもらいました(あゆちいさん)」というように年末年始だけでなく普段から遊んでいる方や、「正月に実家に集まった際に、複数家族みんなでボードゲームをするのが正月の恒例行事になっています(ボードゲーム特捜隊さん)」というように良き伝統を続けている方もいらっしゃるようです。
また「甥っ子姪っ子(小学生高学年)に大人3人を交えてナンジャモンジャとディクシット、コンプレットを遊びました。どれもはしゃいで、大人と対等に競って(ナンジャモンジャは子供のほうが強い!)遊べたので良かったです。ナンジャモンジャは、ユーチューブで出てきたキャラだ!って声が何度もあがり、ユーチューバーから結構ボドゲが浸透してるんだなぁと改めて認識しました(オルターさん)」というように、ボードゲームの知名度が上がってボードゲームを出しやすい環境になってきているのかもしれません。
ボードゲームカフェで友達や知らない人と遊ぶのも楽しいですが、家族と遊んで自分の趣味を理解してもらうのも、たまにはよいのかもしれません。
2月のアンケートはエラッタです。昨年来、日本語版のボードゲームのルールに間違いが見つかり、エラッタが発表されるケースが相次いでいます。皆さんはプレイするにあたって、どれくらいエラッタをチェックしていますか。近いものをお答え下さい。