商品が循環する競りゲーム『ビザンツ』日本語版、3月19日発売
ニューゲームズオーダーは本日、カードゲーム『ビザンツ(Byzanz)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・E.オルネラ、イラスト・D.マテウス、3~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。
イタリア人ゲームデザイナーのオルネラが制作し、2008年にアミーゴ社(ドイツ)から発売された作品。当時はメビウスゲームズが『ビザンチン』というタイトルで輸入版を取り扱っていた。昨年、ラウタペリト社(フィンランド)が再版したのに合わせて日本語版も制作された。イラストはD.マテウスのままだが、パッケージ絵が変更されている。
手札から競りで商品カードを集めて、同じ種類が揃ったら得点になる。全員1ラウンドに1回ずつ競り落とせるが、5人ならはじめの人は5枚、次の人は4枚……と後になるほどカードが減っていく。最後の人はたった1枚しかもらえないが、支払いに使ったカードをもらうときは、先に取ることができる。
競りで獲得するカードも、支払いで使うカードも商品カードなので、競りに熱くなりすぎても、節約しすぎても商品が集まらないことになる。全員がパスするとスタートプレイヤーが無料でカードを獲得してしまうルールや、どの種類のカードとも組み合わせられる商人カードもあり、緊迫した競りの駆け引きが楽しめるカードゲームだ。
内容物:商品カード96枚(6種類×16枚)、商人カード16枚、セットカード6枚、ビザンツの市場ボード
・New Games Order:ビザンツ
・pgdb評価コメントリスト:ビザンツ
『老師敬服』キックスターター成功
国産同人ゲーム『老師敬服』の一般発売にあたって、ホビージャパンが行っていたキックスタータープロジェクトが17日に終了し、574名から目標額の2倍以上となる220万円の出資を受けて成功した。
『老師敬服』は道場主たちが弟子をとって鍛えていくゲーム。HOY GAMESがゲームマーケット2016秋に発表した。弟子カードにアクションタイルを割り当て、順番に実行するが、自分が選んでいないアクションでも「敬服」することで便乗できる。
ゲームマーケットの新作評価アンケートで6位に入り、ホビージャパンがアートワークを一新して一般発売を企画。国内だけでなく、海外展開の一環として日英独仏の他言語版を制作し、キックスターターで出資者を募集していた。
キックスターター版では、予定されていた全てのストレッチゴールをクリアし、コンポーネントが追加されたり豪華になったりしている。5月に発送予定。国内でもこれに合わせて一般発売される見込み。
キックスターターでのボードゲームの製品化は盛んになっており、個人だけでなく企業も参入して昨年1年間で総額1億3777万ドル(150億円)が出資されている。ホビージャパンが国産ボードゲームの製作でクラウドファンディングを利用するのは初めて。
・Kickstarter: Master of Respect : Kung-Fu Dojo Management Game | 老師敬服