図書館でボードゲームの館外貸出始まる 熊本
熊本・大津町のおおづ図書館にて4月1日からボードゲームの館外貸出が始まる。館外貸出は国内初。
図書館でのボードゲーム貸出はドイツでは一般的。ドイツ外では2008年、アメリカ図書館協会が毎年11月の第3土曜日を「インターナショナル・ゲームズ・デー」と定め、世界各国の図書館でボードゲームが遊ばれるようになった。日本でも山中湖情報創造館(山梨)や大阪府立中央図書館(大阪)で定期的に館内ボードゲームイベントが開かれている。
おおづ図書館でも昨年から館内イベントが行われていたが、4月1日から通常貸出が始まる。ロビーで遊ぶ館内貸出と、自宅に持ち帰れる館外貸出がある。
全国の図書館でも同様に、ボードゲームイベントや貸出の動きが始まることが期待される。
熊本の大津図書館さんで4月からボードゲームの館外貸出が始まります。
恐らく日本の図書館では初の試み(国内の米軍基地図書館は除く)になると思います。ゲームの選定など色々とお手伝いをさせて頂いたので嬉しいです!
(*^ω^*)25日のボドゲ企画もよろしくお願いします。#ボードゲーム #図書館 pic.twitter.com/AZgGFbMB5Q— 格闘系司書 (@librarian03) 2018年3月18日
商品が循環する競りゲーム『ビザンツ』日本語版、3月19日発売
イタリア人ゲームデザイナーのオルネラが制作し、2008年にアミーゴ社(ドイツ)から発売された作品。当時はメビウスゲームズが『ビザンチン』というタイトルで輸入版を取り扱っていた。昨年、ラウタペリト社(フィンランド)が再版したのに合わせて日本語版も制作された。イラストはD.マテウスのままだが、パッケージ絵が変更されている。
手札から競りで商品カードを集めて、同じ種類が揃ったら得点になる。全員1ラウンドに1回ずつ競り落とせるが、5人ならはじめの人は5枚、次の人は4枚……と後になるほどカードが減っていく。最後の人はたった1枚しかもらえないが、支払いに使ったカードをもらうときは、先に取ることができる。
競りで獲得するカードも、支払いで使うカードも商品カードなので、競りに熱くなりすぎても、節約しすぎても商品が集まらないことになる。全員がパスするとスタートプレイヤーが無料でカードを獲得してしまうルールや、どの種類のカードとも組み合わせられる商人カードもあり、緊迫した競りの駆け引きが楽しめるカードゲームだ。
内容物:商品カード96枚(6種類×16枚)、商人カード16枚、セットカード6枚、ビザンツの市場ボード
・New Games Order:ビザンツ
・pgdb評価コメントリスト:ビザンツ