「ボードゲームグランプリ」最優秀賞に『バードウォッチング』
ボードゲーム情報サイト「ボドゲーマ」と東中野のプレイスペース「ディアシュピール」が、不動産・住宅情報サービスの「LIFULL HOME’S」の協賛により開催した「ボードゲームグランプリ」の結果が13日に発表された。最優秀賞には月並いおり氏の『バードウォッチング』が選ばれ、賞金20万円が贈られ、商品化が進められる。
第1回目となるボードゲームコンテストのテーマは協賛社にちなんで「住むこと」で、213作品が応募。8月に発表された一次審査通過作品の中から、最優秀賞1タイトル、優秀賞1タイトル、佳作5タイトルが選ばれた。
最優秀賞に選ばれた『バードウォッチング』は、ウォッチングカードで指定された鳥が自分の視点から見えるように折った建物カードを置いていき、全員で協力して街を作り上げるゲーム。作者は創作ゲームサークル「吉々庵」の月並いおり氏で、『上洛―joraku』『チネチッタ1937』などの作品がある。
優秀賞には『ぽんぽこ不動産』(かくまラボ)。3階建てのアパートに個性豊かな動物を相性を考えて住まわせるゲーム。佳作には『サイコロホーム』(ある)、『住まイイネ!』(キナメリショー&あかおだいすけ)、『ようこそ僕らの村に』(砂漠のキタキツネ)、『ホイザー』(かとうかなれ)、『理想のペヤ探し』(ドラ)が選ばれた。
『バードウォッチング』の商品化進捗状況は適宜ウェブサイトで発表される予定。また作者のツイートによると、11月に行われるゲームマーケットに出展されるということなので、サンプルを見ることができそうだ。
・ボードゲームグランプリ:最優秀賞 優秀賞 佳作 全7作品発表!
この度は選んで頂きましてありがとうござます。このゲームと一緒に開発したどたばたレストランを持ってゲムマ秋土曜日に出店するのでよろしくお願いにします。https://t.co/qvxFPfse6N
— 月並いおり お疲れ様でした (@iori4555) 2018年9月13日
箱から盗んだのは誰だ?『マフィア・デ・クーバ』日本語版、10月中旬発売
ホビージャパンは10月中旬、『マフィア・デ・クーバ(Mafia de Cuba)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・L.ラミィ&P.ドゥ・パリエール、アートワーク・T.ヴァルシェ、6~12人用、14歳以上、10~20分、3600円(税別)。
ルイ・メーム社(フランス)から2015年に発売された正体隠匿&推理ゲーム。日本国内では輸入版が流通していたが日本語版となって安定した在庫が望めるようになった。
舞台は1955年12月29日、革命前のキューバの首都ハバナ。マフィアのゴッドファーザー、ドン・アレッサンドロと部下たちの晩餐会で事件が起こる。彼が席を外している間、貴重なシガーボックスが子分たちの間を回っているうちに、中に入っていたダイヤモンドがなくなっているのだ。犯人は一体誰なのか?
1人がボスとなってゲームが始まる。ダイヤモンドとキャラクタートークンが入った箱を時計回りに回し、各プレイヤーは自分に箱が回ってきたら、ダイヤモンドを取るか、部下・FBI・タクシードライバーなどのキャラクタートークンを取る。1周したらボスは各プレイヤーに尋問し、ダイヤモンドを盗ったのが誰かをあぶり出す。泥棒だと当てたらダイヤモンドを取り返し、全部のダイヤモンドを取り返せたらボスおよび部下の勝利。規定回数間違えれば泥棒の勝利、泥棒だと思ったのがFBIだったらFBIの勝利となる。
「自分が開けたときはダイヤが全部ありました」と言った次の人が「私のときは2個少なくなっていました」と証言したとき、盗んだのは前の人か後の人か? 凝ったアートワークのシガーボックスが生み出す雰囲気も相まって、推理とブラフの渦巻く楽しいパーティーゲームだ。
内容物 ダイヤモンド15個、キャラクタートークン10枚、ジョーカートークン2枚、フェルト製の布袋1枚、ルールブックほか