プランBゲームズ、ドイツ語圏でアスモデと販売提携
アスモデ社(フランス)は31日、プランBゲームズ(カナダ)とドイツ語圏(オーストリアとスイスを含む)での販売提携を結んだことを発表した。9月に発売されるプランBゲームズ及び、同社のブランドであるネクストムーブゲームズ、プレッツェルゲームズ、エッガートシュピーレの新作より、アスモデ社の販売網で独占的に取り扱いが始まる。
プランBゲームズのS.グラーヴェル社長は「この戦略的な決断は、需要よりも供給が圧倒的に多いボードゲーム市場で、私たちはどのようにサービスを提供するのがベストなのか熟慮した結果です。このパートナーシップにより、私たちは個々のタイトルにもっと集中し、新作を注目させることができるようになるでしょう。」とコメントしている。
プランBゲームズは2017年、アスモデグループに合併されたF2ZエンターテインメントのCEOだったS.グラーヴェル氏が設立した出版社で、『アズール』や『センチュリー』シリーズで知名度を高めた。国際的に多くのボードゲーム出版社の吸収合併を進めるアスモデグループの対抗勢力として存在感を増してきたが、元の鞘に収まらなければならないくらい、ドイツ市場での販売は苦戦していたようだ。吸収合併ではないため、日本などドイツ語圏外への影響は今のところない模様。
プランBゲームズの年内の新作として、ネクストムーブより花をめぐる蜂の戦い『ビーズ(Beez)』、エッガートシュピーレよりルネッサンスの大学競争『アルマ・マテール(Alma Mater)』が予定されている。
・Asmodee:Asmodee wird deutscher Vertrieb der Plan B Games Neuheiten
『人狼ゲームで「言い過ぎた!」と思ったら読む本』8月30日発売
大阪人狼ラボは8月30日、電子書籍『人狼ゲームで「言い過ぎた!」と思ったら読む本 ~人狼ゲームで学ぶおもいやりコミュニケーション~』を発売した。著・長谷直道、103ページ、800円(税込)。
2016年に発売された『人狼ゲームの戦略から学ぶロジカルシンキングとコミュニケーションのスキル』に続く大阪人狼ラボの電子書籍第2弾。人狼ゲーム中にありがちな「キレポイント」を47の観点から取り上げ、解決策とともに紹介する。
人狼ゲームはネットでのプレイ動画により知名度が高まっているが、実際やってみると多かれ少なかれ嫌な経験をすることが少なくなく、「人狼ゲームは恐い」といったトラウマやネガティブな評価も多い。そこで新規プレイヤーが増加していく上で必須となるマナー向上を目的として著された。
項目は「信じて貰えなくてもイライラしない」「考え方の違いを否定しない」「相手が間違っているというスタンスを取らない」「人の話を遮らない」「価値観の違いに触れない」「自分の話ばかりしない」「見下さない」「決めつけた話し方をしない」「上級者だとイキらない」「聞かれてもないアドバイスをしない」「論理で抑え込まない」「ため息を吐いてアピールしない」など。
人狼ゲームに限らず、実生活に生かせるアンガーマネジメントも視野に入れ、むずかしい理論や理屈はなしで解説する。コミュニケーション系のボードゲーム一般にも応用ができそうだ。
・大阪人狼ラボ:【おすすめの本】人狼ゲームで「言い過ぎた!」と思ったら読む本 ~人狼ゲームで学ぶおもいやりコミュニケーション~