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氷河わたり(Schollenhüpfen)

ずれていく氷河 動く氷河の上で魚を集める記憶ゲーム。『ラリー・ファリー(Rally Fally)』と共に、磁石専門のボードゲーム出版社の製品として注目していたものだ。ドイツ教育ゲーム賞2010受賞(3歳以上部門)。木製の氷河の裏には穴があって、そこに磁石が埋め込まれている。そこに金属製のアザラシチッ…

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ピラニア(Piranhas)

ひたすら弱肉強食 ゲーム中のジレンマが売りのR.クニツィアだが、じっくり考える暇を与えないリアルタイムゲーム(手番がなく、全員同時にプレイする早い者勝ちゲーム)は意外に多い。ほしいところでカードをノックする『イッツマイン』、ピットにひねりを加えた『ウィードル』、キッズゲームの『フロッテ・フロッセ』な…

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ハンブルクの倉庫街(Speicherstadt Hamburg)

貢ぎすぎて金がなくなる ゲームマーケットで発表される国産新作は、近年コンポーネントの質の向上が著しい。切り取り式の名刺カードに家庭用プリンタで印刷して、チャック付き小袋に入れたものなどはあまり見かけなくなり、萬印堂仕様がスタンダードになってきた。 そのような中で、ミシン目の切り取り式でぺらぺらのカー…

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ひいて・よって・見っけ!(Kuck Ruck Zuck!)

その写真を撮ったのは? 今年のドイツ年間キッズゲーム大賞には、ノミネート3タイトルと推薦リスト9タイトルのうち、メーカー別に見ると複数入選したのはコスモス社とドライマギア社だけだった。セレクタ社がエントリーしなくなった今、キッズゲーム一筋を貫いてきたハバ社から『キャプテンリノ』しか入らなかったのは寂…

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ハーメルン(Hameln)

出し渋ったんじゃない、金がないんだ 先月、TBSテレビ『世界ふしぎ発見』の「ドイツメルヘンミステリー おとぎ話の真実」という回を興味深く見た。ネズミ退治をした男が街の子供を連れ去ってしまう『ハーメルンの笛吹き男』は、民間伝承に基づくメルヘンで、気候変動や十字軍などの史実的な要素もあるらしい。 彩色さ…

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ハイク(Hyke)

和風ディクシット 『スタンプス』『アダムとイブ』と話題作を制作しているドロッセルマイヤーズ(東京・中野)が今年のゲームマーケットから発売した多人数コミュニケーションゲーム。五七五の句でお題を当てるという、国産ならではのゲーム内容となっている。 はじめに配られるのがお題用紙数枚。ここに好きなお題と名前…

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ベガス(Vegas)

どのテーブルに行くか悩む 2012年度のドイツのゲームシーンを、年間ゲーム大賞広報のT.フェルバー氏は「ダイスの年(Das Jahr des Würfels)」と振り返る。その多くは『ボーナンザダイス』『ズーロレットダイス』『頭脳絶好調(インジーニアス)ダイス』など有名タイトルのダイスゲー…

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ひつじがいっぴき(Ein Schaf)

目が覚めるカウントアップ 昨日紹介した『街コロ』と並んで発表されたグランディングの新作。こちらはかわいいイラストの子供向けカードゲームだというが、なかなかどうして、大人が遊べば考えどころがある。 手札のカードには羊が1〜4匹描かれている。お父さん、お母さん、お姉さん、弟のようだ。無性に可愛いイラスト…

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フォルトゥナ(Fortuna)

すべての道はローマに通ず 野心あふれるローマ人農夫が、影響力を高めつつカエサルの宮殿をめざすゲーム。デザイナーは『大聖堂』『キューバ』のM.リーネックとS.シュタドラーで、メーカーはオランダのザ・ゲームマスター社。メーカーの要請によるものだろうか、『大聖堂』『キューバ』と比べると運の要素高め・時間短…

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ビッグバン(Urknall: The Big Bang)

天の配列に陣取り エッセン国際ゲーム祭で、デモプレイを一目で気に入った作品。星を表すガラスのコマを握って、テーブルの上から落とす。テーブルに散らばる星を「これがビッグバンです」…これだけでインパクト絶大である。しかし、その後に始まるゲームがアブストラクトだとは想像もつかなかった。ビッグバンでできた星…