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ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)
勝利点=名声×所持金 ドイツ北部の港湾都市ブレーマーハーフェン。「ブレーメンの港」という意味だが、ブレーメンからは60kmくらい離れている。港がなかったブレーメンが、19世紀に隣国から土地を買って港を整備したところが街になったものである。そのブレーマーハーフェンを舞台に港を経営する戦略ゲーム。港の経…
パシャ(Pasha)
もうひとつ上を狙うべきか みんなで出したカードを、サイコロの目の強さで取り合うダイスゲーム。寡作のデザイナー、S.ドラ(ドイツ)がシュピール’13でホワイトゴブリンゲームズ(オランダ)から発売したものである。シンプルで骨太な作りに、ドイツゲームの安定感を感じさせる。 毎ラウンド、全員が1…
ブリュッセル1893(Bruxelles 1893)
使うとあとが怖いアクション ベルギーの建築家ヴィクトール・オルタ(1861-1947)は、装飾芸術だった「アール・ヌーヴォー(Art Nouveau、新しい芸術)」を建築に取り込んだ最初の建築家といわれる。彼の遺した建物は世界遺産にも登録されている(画像検索)。彼の時代、ベルギーの首都ブリュッセルで…
ペントス(Pentos)
夢のメガロス Tric Trac: Pentos, de la partie 魔法の素材を集めて役を作るフランスのカードゲーム。手札0枚から始めて、カードを取っていって、結局0枚を目指すという哲学的な作品を作ったのは、B.カタラである。 自分の番には場からカードを取るか、役が揃ったカードを出して呪文…
ファイヤードラゴン(Feuerdrachen)
思わぬ方向に転がるルビー 噴火する火山から飛び出すルビーを集めるゲーム。金属製の火山に、ルビーを入れる音が気持ちいい。 手番にはサイコロを2つ振って、1つは出た目だけルビーを火山に入れ、もう1つは自分のドラゴン2体のうちどちらかを進める。サイコロで噴火マークが出たら、火山のふたをオープン。ざらーっと…
アラカルトカードゲーム賞2013に『花火』
ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は25日、ホームページにてアラカルト・カードゲーム賞2013を発表した。1位に選ばれたのは『花火』で、ドイツ年間ゲーム大賞とのダブルクラウンとなった。作者のA.ボザは『世界の七不思議』(2011年)以来2年ぶり2度目、出版社のアバクスシュピーレは『レース・フ…
ポテトマン(Potato Man)
マストノットフォロー 前に出た色のカードを、出してはいけないという異色のトリックテイキング。こういう変なゲームを作るデザイナーはそう、ブルクハルトである。タイトルもイラストも、いい具合に力が抜けていていい。 ブルクハルトの作品一覧(play:game) スタートプレイヤーから1枚ずつカードを出して…
ピックス(PIX)
絵心でなくてセンス、センスがなければ工夫 できるだけ少ないドット絵でお題を当ててもらうお絵かき系ゲーム。昨年のエッセンでゲームワークス社(スイス)から発売され、再版に合わせて日本語版が作られた。ドット絵を作るおもちゃ「.s(ドッツ、2005年~)」などに心惹かれたファミコン世代を直撃する。 2~3人…
フリジティ(Frigiti)
本当にありそうな気がしてきた 『たほいや』というゲームがある。辞書から選んだ単語について、本来の説明文と嘘の説明文を混ぜて、どれが本当か当てるゲームだ。これをさらに一歩進めて、辞書にも載っていない単語をサイコロで作り、適当な説明文を考えるのがこのゲーム。タイトルの「フリジティ」というのも、辞書に載っ…
火と炎(Feuer & Flamme)
焼けるはずない バーベキュー台の上に、野菜や肉を崩さないで積み上げるバランスゲーム。デザイナーのドラとラインドルのコンビで作るのは『メイクンブレイク・チャレンジ』『エヌーク』『ひつじのショーン:ウンコアラーム』などキッズゲームばかりである。この作品も、4~5歳から遊べるゲームだ。今年のオーストリアゲ…