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ファインサンド/サンドキャッスル(Feiner Sand)
プレゼントで変わるデッキバランス 砂のお城を作って自分のデッキをいち早くなくす「デッキ解体ゲーム」。アークライトが7月に日本語版を出す予定となっているが、その前にゲームストア・バネストがゲームマーケットに合わせて原語版を取り扱ったのでプレイしてみた。 中央に自分の木製ディスクを出して手番を始め、終わ…
ファクトリア(Factoria)
独りなら改良、一緒ならボーナス スチームパンクの世界で、「伝説の歯車」を買うために工場を動かすボードゲーム。『グラバー』で東京ドイツゲーム賞を受賞した赤瀬よぐ氏の作品で、ゲームマーケット2019大阪で発表された。拡大再生産のシステムに、プレイヤーの思惑が面白く交叉してくる。 プレイヤー人数分ある工場…
ブリックス(Brikks)
回転エネルギー クニツィアの『フィット(Fits)』(2019年)をはじめ、テトリスをボードゲームに落とし込んだ作品は数多ある中で、昨年最注目のゲームデザイナー、ヴォルフガング・ヴァルシュ(オーストリア)がデザインしたテトリスゲーム。同氏がドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『ガンツシュンクレ…
ブードゥープリンス(Voodoo Prince)
あと1トリックで寸止め トリックテイキングゲームは大好物で、ゲーム棚にはトリックテイキングコーナーもある。しかし傑作が多くて、新作の入り込む余地があまりないというのが実感。その中でクニツィア作ということで気になって遊んでみた。 親のプレイヤーが1枚手札を出して、時計回りにほかのプレイヤーも1枚ずつ手…
文絵のために(For Fumie)
また失敗した……! 謎の死を遂げた女子高生を、タイムスリップした友達が助ける2人用協力ゲーム。ゲームマーケット2017秋で発売されたが、ネタバレ禁止のため会場内での試遊はなく、それがかえって多くの注目を集めていた。ネタバレ禁止だが、一度遊んだら終わりのレガシーシステムではない…
プライバシー(Privacy)
「留年したことがありますか?」「浮気をしたことがありますか?」「通販でアダルトグッズを購入したことがありますか?」「経験人数は10人以上ですか?」……公には答えられないような質問にこっそり答えて、全体のイエスの数を予想するコミュニケーションゲーム。オリジナルのドイツ語版はシリ…
フルーツジュース(Fabelsaft)
後戻りできるレガシーシステム 動物たちを回って果物を集め、ジュースを作るワーカープレイスメントゲーム。今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに選ばれている。独自路線をゆく2Fシュピーレの作品がドイツ年間ゲーム大賞のノミネート・推薦リストに選ばれるのは『ファウナ』以来8年ぶり。 はじめに6種類の動物カ…
プライバシー・ナンバーズ(Privacy Numbers)
だ、誰が?! アミーゴ社(ドイツ)から発売されている大人向けコミュニケーションゲームのシリーズ第5作。きわどい質問はそのままで、イエス・ノーではなく数字で答えることからよりダイナミックな展開が楽しめる。 「1週間のデジタルゲーム時間」「お金を払ったのにキャンセルした旅行の回数」「過去一年間にホテルに…
プーピーヘッド(Poopyhead)
尊厳をかけた本気を示す トイレの順序通りにカードを素早く出して、手札をなくすオランダのゲーム。誰かが上がったときに手札の最も多い人がおもちゃのウンコを頭にのせなければならない。人間の尊厳を賭けて本気のカード合戦が繰り広げられる。 手札のカードは、トイレ、ウンコ、紙、手洗いの4種類がある。これを手番に…
BRIっとでるワン!(John Bull’s Brexit)
痛恨のおもらし 犬のジョンブル(John Bull)ちゃんがEUから出ないように、移民受け入れの限度を予想してカードをめくるギャンブルゲーム。毎回ホットな話題を扱う北条投了氏の作品で、ホットすぎてレビューも遅れられない。 検討国プレイヤーがはじめにカードを2枚引く。カードには1~10の数字があり、2…