10月5~8日にかけてドイツ・エッセンで開催されたシュピール’23は、56カ国935団体が1745タイトルの新作を出展し、4日間で85カ国から193,000人(昨年比+46,000人)が参加した。
会場内ではドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』ブースが、恒例の新作人気投票「スカウトアクション」を行い、結果を逐次発表した。最終結果は以下の通り(数字は5段階評価の平均、3,4番ホールは31票以上、1,2,5,6番ホール*は23票以上)。
今回はフェアプレイブースでの認証が必要なウェブ投票で行われた。予め登録をしておいて、フェアプレイのブースで端末を見せると、QRコードで認証する仕組みで、現地に行った人のみが投票できるようにした。最後に会場に行かなければならなかった紙投票と異なり、最初に認証すれば、期間内であればどこからでも投票できる(例えばホテルで遊んで投票など)メリットがある。
今回はホールがジャンルで分けられており、ゲーマーズゲームの集まる3,4番ホールでは『リバイブ』が1位、ファミリーゲームメインの1,2,5,6番ホールでは『ファラウェイ』が1位を獲得している。下記のランキングは合わせて平均点順に並べ直したもの。
「新作」ながら20タイトル中すでに9タイトルが日本語版となっており、他にも日本語版の発売が発表されている作品もちらほら見られる。
1位:リバイブ(Rivive)4.6
2位:ファラウェイ(Faraway)4.4
3位:ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)4.3
3位:フォレストシャッフル(Mischwald)4.3*
5位:トライブス・オブ・ザ・ウィンド(Tribes of the Wind)4.1*
6位:5つの塔(5 Towers)4.0
6位:パス・オブ・シヴィライゼーション(Path of Civilization)4.0
6位:クーフシュタイン(Kuhfstein)4.0*
9位:ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ(Die Gilde der Fahrenden Haendler)3.9
9位:ボンサイ(Bonsai)3.9*
9位:クイックサンド(Quicksand)3.9*
12位:アルケオロジック(ArcheOlogic)3.8
12位:白鷺城/ホワイト・キャッスル(Die Weisse Burg)3.8
12位:ティペラリー(Tipperary)3.8
12位:ドラゴンキーパー(Drachenhüter)3.8*
12位:シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)3.8*
17位:ラクリモーサ(Lacrimosa)3.7*
18位:アース(Erde)3.6
19位:マイセリア(Mycelia)3.5*
19位:シュニッツェルヤークト(Schnitzeljagd)3.5*
また規定票未満で評価の高かった作品として、『テラミスティカ:革新の時代』『グレートウェスタントレイル:ニュージーランド』『ジン』『クツナ・ホラ』『プランタ・ヌボ』『サンライズレーン』『カバンガ!』『マイアイランド』『トリオ』『カルヴィ』などが挙げられている。
— FAIRPLAY_Spielemagazin 🔜 3-K100 in Essen (@FairplayMagazin) October 8, 2023