アスモデ社(フランス)は17日、ファンタジーフライト社(アメリカ)を合併することを明らかにした。アスモデ社は、8月にデイズ・オブ・ワンダー社(フランス/アメリカ)を合併しており(TGiWニュース:デイズ・オブ・ワンダー、アスモデに合併)、急速に影響力を拡大している。
ファンタジーフライト社は『スターウォーズ』『七王国の玉座』『ロード・オブ・ザ・リング』『シド・マイヤーズ・シヴィライゼーション』などの人気作品があり、ヨーロッパでの販路の拡大を見込む。また、アスモデ社にとっても、北米市場への展開と、北米市場向けの新製品の開発ができるメリットがある。
合併後もファンタジーフライト社は独立して出版を行うが、将来的には共同開発も予定している。ファンタジーフライト社の製品の多くはこれまで通り、ファンタジーフライト社のロゴで発売されるが、アスモデグループのブランドに相応しいものはそのロゴに変更される。同様に、アスモデグループの製品でも、ファンタジーフライトのブランドに相応しいものはファンタジーフライトのロゴが付けられるという。
移行後に役員が退任したデイズ・オブ・ワンダー社の合併とは異なり、ファンタジーフライト社の役員はそのまま継続することになっており、合併というより販売提携の色彩が強い。
日本ではホビージャパンがアスモデ社の優先販売権をもっているが、『ブルームーン』などファンタジーフライト社の製品も販売しているため、大きな影響はないと見られる。
・ICv2:Fantasy Flight Games Merges with Asmodee