ホビージャパンは1月26日、日本の中世をテーマにしたカードゲーム『サムライ・カードゲーム』の日本語版を発売した。2〜4人用、12歳以上、60分、3,150円。
『サムライ・カードゲーム』は、日本にも根強いファンのいるR.クニツィアがデザインしたゲーム。1998年にドイツで発売され、ドイツゲーム賞4位などを獲得した陣取りゲーム『サムライ』に基づいている。アメリカのリオグランデ社による英語版が昨年発売され、ドイツ語版はまだ発売されていない。
ゲームは場に配置された村カードへの自分の影響力を競って、兜や田畑や仏像を獲得していく。農民や僧侶や貴族たちは、サムライにとって重要な力の源となり、名誉と尊敬に値する。プレイヤーはこれらの階級の1つから支援を受けながらも、他の2つの階級とも強力な協力関係を結ばなければならない。勝利するためには、プレイヤーがサムライの伝統に従っていくことが要求される。
カードやマーカーは言語依存がないが、箱とルールが日本語化されており、変わった和風テイストが楽しめる。
このゲームは昨年秋にボードゲーム輸入卸のニューゲームズオーダー(東京・立川)がリオグランデ版に日本語ルールを添付して販売していたが、別ルートのクニツィアゲームズから日本語版制作を決定したホビージャパンとバッティングし、これを機に手分けの協議が行われた経緯がある。英語版はすでに国内販売されており、遊んだ人たちのレポートを読むこともできる。
・ホビージャパン:サムライ・カードゲーム
・B2F Games:サムライカードをきっかけに。
・ふうかのボードゲーム日記:サムライ・カードゲーム
・遊星からのフリーキック:サムライ・カードゲーム