Engamesは5月26日、『フィレンツェの匠(The Princes of Florence)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.クラマー&R.ウルリヒ&C.ウルリヒ、イラスト:L.ジーグモン、2~5人用、12歳以上、75~100分、6050円(税込)。
オリジナルはアレア(ドイツ)から2000年に発売され、ドイツゲーム賞3位、アメリカ・ゲーマーズチョイス賞を受賞した。2006年にイスタリ(フランス)やクワインドゲームズ(オランダ)などからリメイクされ、オランダゲーム賞を受賞、フランス年間ゲーム大賞にノミネートされている。今回の日本語版は2022年のコーリアボードゲームズ(韓国)版に基づく。
16世紀のイタリアを舞台に、メディチ家やボルジア家など名門貴族が敷地内に建物や公園を作り、芸術家や学者を招いて名声を競うオークションとタイル配置のゲーム。
ゲームは7ラウンドにわたって行われる。毎ラウンド、森・湖・公園タイルなどをオークションで獲得してから、建物を建て、人物カードで作品を完成させる。タイルを敷地内に収めるパズルと、人物カードに指定された環境を整えるセットコレクションの両方を同時進行で進めなければならない。建物の建設や作品の完成、条件の達成によるボーナスなどによる名声点で勝敗を競う。
新版には拡張「ミューズと王女」「共同建築」のほか、ソロプレイルールも入っている。ドイツゲームの粋が詰まった名作の復活だ。