エッセン・シュピール主催のフリードヘルム・メルツ社は6日、オンライン記者会見にて、革新的なボードゲームに贈られる賞「イノシュピール(innoSPIEL)」を発表した。予め発表されていた3作品の中から、『スピニングアドベンチャー』が選ばれた。
イノシュピールは、レビュアー・ショップ店長・ブロガー6人が選考委員となって選ばれており、今年で5年目となる。品質と革新的性格に焦点を当て、信頼できるバイヤーズガイドとなることを目指している。これまでの受賞作は『ルート』『マジックメイズ』『クールランニングス』『壁をぬけて』。『ルート』を除き、昨年のキッズ~ファミリー向けのゲームが受賞している。
今年受賞した『スピニングアドベンチャー』は回転するコマを使ったアクションゲーム。日本語版はすごろくやから発売されている。
授賞告知ページでは「回転するコマは単なるガジェットではなく、真のイノベーションです。ボードからボードへとコマを渡し、回転の残りの勢いを見極め、巧みに操ることが常に求められます。適切なタイミングで適切なゲームボードを取り、行動を調整するためにはコミュニケーションが重要です。ゲームボードを使って回転しているコマを投げ上げ、ボードの裏で冒険を続けるのは壮観です。よく考えられたコミックスタイルのマニュアルは参照しやすく、直感的でスピーディーにゲームにアクセスできます。また、素晴らしいイラストとデザインがパッケージ全体を引き立てています。家族みんなで楽しめる、飽きのこないゲームです。バランスセンサーを搭載したスマートフォンのゲームを、いきなりリアルに手にしたような感覚になることがあります」と評価している。