アークライトとドロッセルマイヤーズは10日、怪獣をテーマにしたボードゲームの新シリーズ「Kaiju on the Earth LEGENDS(カイジュウ・オン・ジ・アース・レジェンズ)」を始動することを発表した。第1弾はゴジラで、1対多の新作(正式タイトル未定)が2021年冬から2022年春頃に発売される予定。
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国内ボードゲームデザイナーを起用し、怪獣をテーマにしたオリジナル作品をシリーズ化してきた「Kaiju on the Earth」シリーズ。第1弾『ボルカルス』と第2弾『レヴィアス』で累計2万セットを突破し、第3弾『ユグドラサス』は今年6月に発売を控えている。この好調を得て、新シリーズが立ち上げられることになった。
「Kaiju on the Earth」シリーズではオリジナル怪獣が登場するのに対し、「Kaiju on the Earth LEGENDS」では誰もが知っているレジェンド怪獣が登場する。その第一弾には1954年の映画公開以来、国際的な人気を誇る怪獣王ゴジラが取り上げられる。映画・アニメ・ハリウッド版でこれまでに35作品が制作され、TVアニメ化やハリウッド新作の発表など、話題の途切れない存在だ。
ゴジラのボードゲームは東京が舞台で、 ゴジラ側プレイヤー1人と人間側プレイヤー複数人で対戦する。ゴジラ側プレイヤーは強力な熱線攻撃で東京の人々を襲い、各地にあるランドマークを破壊していく。一方の人間側プレイヤーは、ゴジラの侵攻を回避しながら、避難経路を確保し、市民を周辺の県へ逃がしていく。
概要は『ボルカルス』と共通するが、アレンジではなく完全新作。ルールは「Kaiju on the Earth」シリーズよりもシンプルで、カジュアルに楽しめるシリーズ入門編に位置づける。
一方、「Kaiju on the Earth」シリーズは『ユグドラサス』の後、シーズン2としてさらに数タイトルが発表される。こちらも正式タイトルやデザイナー名は未発表。
コロナ明けとともに、大怪獣の時代が到来しそうだ。