ホビージャパンは11月下旬、『サンクトゥム(Sanctum)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ネドゥクク、イラスト・、2~4人用、12歳以上、60~100分、6000円(税別)。
オリジナルは2019年秋にチェコゲームズ出版(チェコ)から発売された。ビデオゲームのハック&スラッシュRPG(多くの敵を倒す戦闘を目的とするゲーム)にインスパイアされたファンタジーテーマのボードゲーム。デザイナーは『アドレナリン』のネドゥク。
伝説によれば、はるか大昔、この地はデーモン・ロード”マルガザール”に蹂躙された。彼の地獄のしもべたちは地上にあふれ出すと、人間が築いてきた全てを荒廃させた。しかし、廃墟の中から偉大な英雄たちが立ち上がった。彼らは悪魔の軍勢に立ち向かい、マルガザール自身と戦うために道を切り開いた。勇気と、幸運と、荒々しい魔法のパワーによって、彼らはデーモン・ロードを打ち倒すと、ヒスイの石棺の中に封印した。
この死せざる墓の上に、新たな支配者たちは都市を建造した ―― 英雄たちの勝利の記念碑として。その街が永遠の聖域となるよう願い、彼らはそこを”サンクトゥム”と名付けた。
そして今。デーモン・ロードの暗黒の軍勢が、かつての偉大なる都市”サンクトゥム”を制圧した。英雄たちはその荒れ果てた王国の危険な中心にある、灼熱の玉座へと旅する必要がある ―― そして、彼奴を討ち滅ぼすため戦わなければならない。プレイヤーが選ぶことができるのは、正当なる王位継承者、復讐を追い求める者、汚名を負った近衛兵、そして訓練を積んだ退魔戦士。しかし、デーモン・ロードの討伐者たる栄誉を手にすることができるのは、英雄のうち一人だけなのだ。それはあなただろうか?
各プレイヤーは4人のユニークなキャラクターから1人を選んでプレイする。暗黒の軍勢に制圧された都市サンクトゥムに向かい、デーモンと戦い、スキルや武器を獲得し、レベルを上げて、誰よりも先に魔王を倒すことを目指す。手番には移動、戦闘、休息のいずれかのアクションを行う。敵のデーモンは赤青緑の3色があり、ダイスの色とスキルを組み合わせて戦う。戦闘で勝利するとレベルアップしてスキルが増え、アイテムを獲得できる。休息することで武器を装備したり、体力を復活できる。
4人のキャラクターのスキルは個性的で、レベルアップが早く、新しいスキルをどんどん獲得していく。しかし最後のボス戦は命がけの熾烈な戦いとなる。どこまで力をためて挑戦するか、プレイヤー同士の駆け引きも熱いゲーマーズゲームだ。
内容物:両面印刷の”冒険の章”ボード 3枚、軍勢ボード 1枚、功績ボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、生命点カウンター 4個、両面印刷のポーションタイル 18枚、激情タイル 5枚、技能タイル 12枚、技能カード 24枚、功績タイル 12枚、神性介入タイル 3枚、スタート時のボーナスカード 6枚、デーモン/アイテムカード 84枚、デーモンロード用カード 51枚、円形の体力トークン・気力トークン・ヒットマーカー 約85個、プラ製のジェムトークン 84個、プラ製ミニチュア 4個、木製ダイス 24個、早見表シート 4枚、ルールブック 1冊