世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は4日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞には『ウイングスパン(Wingspan)』が選ばれた。
ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で14回目。英語圏を中心とするボードゲームギークのユーザー層を反映して、遊びごたえのあるゲーマーズゲームが選ばれる傾向にある。昨年は『ルート』が大賞に選ばれた。
今年大賞になった『ウイングスパン』は、鳥獣保護区にいろいろな鳥をたくさん集めるバードコレクションゲーム。大賞のほかにアートワーク、カードゲーム、ファミリーゲーム、イノベーティブ、ソロゲーム、ストラテジーの6部門を受賞している。昨年の大賞『ルート』は3部門、一昨年の『グルームヘイヴン』は5部門、その前の『サイズ-大鎌戦役-』は4部門、『パンデミック・レガシー:シーズン1』は3部門で受賞しているが、今年は過去最多の多部門受賞だけでなく、ファミリーゲーム部門を制した作品が大賞になったのが特徴だ(2014年の『宝石の煌き』以来)。
それ以外の受賞作品は以下の通り。『ウイングスパン』は日本語版が昨年10月に発売されているが品薄状態が続いている。定価は6500円(税別)なので、プレミア価格に注意しよう。
【ゴールデンギーク賞2019】
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:ウイングスパン
(ノミネート:西王国のパラディン、タペストリー)
2人ゲーム:ウォーターゲート
(ノミネート:アンドーテット・ノルマンディー、ブリッツクリーク20分世界大戦)
アート&プレゼンテーション:ウイングスパン
(ノミネート:パークス、タペストリー)
カードゲーム:ウイングスパン
(ノミネート:ザ・クルー、マーベルチャンピオン)
協力ゲーム:ザ・クルー
(ノミネート:マーベルチャンピオン、ロードオブザリング中つ国の旅)
拡張:ウイングスパン:ヨーロッパ拡張
(ノミネート:クアックサルバー:薬草使いの魔女たち、テラフォーミング・マーズ:動乱)
ファミリーゲーム:ウイングスパン
(ノミネート:アズールサマーパビリオン、タイニータウン)
イノベーティブ:ウイングスパン
(ノミネート:ザ・クルー、ウェイブレングス)
パーティーゲーム:ウェイブレングス
(ノミネート:レタージャム、メン・アットワーク)
プリント&プレイ:タイニーフォーミング・マーズ
(アンダーフォーリングスカイ、ロールエステート)
ソロゲーム:ウイングスパン
(ノミネート:マーベルチャンピオン、ドッペルゾークレバー)
ストラテジーゲーム:ウイングスパン
(ノミネート:マラカイボ、西王国のパラディン)
テーマチックゲーム:デューン
(ノミネート:スターウォーズ・アウターリム、ロードオブザリング中つ国の旅)
ウォーゲーム:アンドーテッド・ノルマンディー
ポッドキャスト:Heavy Cardboard
アプリ:スルージエイジズ
(ノミネート:北海の侵略者、ドッペルゾークレバー)
・14th Annual Golden Geek Awards Winners for 2019