今月19日、ウィーン・ボードゲーム祭(オーストリア)の会期中にアグリコラ世界選手権が行われ、デンマーク代表のR.ダム(Rasmus Damm)氏が優勝した。日本でも9月に日本選手権が行われたが、代表は不参加となった。
今回は14カ国がエントリー。世界選手権には各国4人まで代表が参加でき、37名が参加した。大会のために作られた「世界選手権デッキ」(未発売、英語かドイツ語)23枚から7枚を選び、手札とした。順位別にテーブルを組み直すスイス方式。
優勝したダム氏は3戦全勝。2位はチェコ、3位と4位はハンガリー代表。参加したのはオーストリア、スペイン、ドイツ、イタリア、ベルギー、フランス、スロバキア、スイス、チェコ、デンマーク、ロシア、ポーランド、ハンガリーの13カ国で、日本が不参加だったアジアだけでなく、英語圏からであるイギリスやアメリカからも参加がなかった。言語依存が強く、時間のかかるゲームだけに、エッセン国際ゲーム祭で世界選手権が行われた『ドミニオン』や『カルカソンヌ』のような市民権を得るかは不明だ。
・Lookout Games:Rasmus Damm ist Agricola-Weltmeister!