中央アメリカ・コスタリカのボードゲームファンサイトJuegos de Mesaは2010年のコスタリカ年間ゲーム大賞(Juego del Año Tico)を発表した。大賞はチェコのボードゲーム『スルー・ジ・エイジズ』。ほかに『ドミニオン』『オランダ黄金時代』がノミネートされた。
この賞は同サイトに登録しているメンバーの投票によって決定される賞で、生産年・生産国・ターゲット層を問わない。昨年は『ルーンバウンド』が大賞、『アグリコラ』『デュエル・オブ・エイジズ』がノミネートされている。
コスタリカはゲーム産業が発達しておらず、小さいメーカーが『モノポリー』や『ツイスター』を作っている程度で、この賞もドイツのように産業を牽引するものではなく、ファンの楽しみで行っているという。
『スルー・ジ・エイジズ』は古代から現代に至る世界中の文明の発展を描いたゲームで、2006年に発売され、国際ゲーマーズ賞、ポーランド年間ゲーム大賞を受賞している。英語版、ドイツ語版、ポーランド語版、中国語版があるが、日本語版は未定となっている(同じテーマで別の作者が作ったダイスゲーム『ロール・スルー・ジ・エイジズ』は日本語版で発売中)。
・Boardgame News:News : Through the Ages Named Costa Rican Game of the Year
・Juegos de Mesa:Through the Ages, Juego del Año Tico 2010: Para el Pequeño Megalómano que Llevamos Dentro
・TGW:スルー・ジ・エイジズ