デイズ・オブ・ワンダー社は今年5月、『チケットトゥライド』のカードゲームを発売する予定であることを明らかにした。ドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、日本語版も発売されたアメリカマップから数えてシリーズ第6作目(北欧マップを除く)。デザイナーのA.R.ムーン氏が早くから明らかにしていた構想が実現する。
ゲームの進行はボードゲーム版と同じ。カードを引くか、集めたカードを出すか、新たな目的地カードを引くかのいずれかである。目的地カードには黒1枚、白1枚、赤2枚、オレンジ1枚などの指示があり、このカードを集めれば達成したことになる。
しかしカードを使う前にほかの人に手札を1枚抜き取られる「列車泥棒」のアクシデントがあり、順調に集めたとしても揃うとは限らない。各自が自分の前に並べているカードをにらみ合いながら目的地を達成していく挑戦は、これまでのボードゲーム版とは一味違った戦略を楽しめるだろう。
ルールは英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語、ノルウェー語の10ヶ国語で用意されている。デイズ・オブ・ワンダー社の国際展開の広さと各国での人気を物語るものだろう。
・Days of Wonder:Ticket to Ride – The Card Game